手打百藝おぶせ

てうちひゃくげいおぶせ

予算
~2000円
~2000円
最寄駅
長野電鉄長野線 / 小布施駅 徒歩8分(630m)
ジャンル
そば(蕎麦) うどん 天ぷら
定休日
毎週木曜日
026-247-2847

おすすめの発芽蕎麦は甘みがあり歯ごたえ十分

口コミ(19)

    10月4日、小布施散策時に訪問。メインストリートから少々外れた静かな住宅街の中にある。民家を改装したような佇まいで、店内は窓際の椅子席と内側の座敷に分かれていて、落ち着いた雰囲気。 今回は店主イチオシの「御前二色そば(大盛2200円と)」と「山菜(舞茸)の天ぷら(850円)」を注文。お通しの「きゅうりの浅漬け」は、塩分控えめで噛めば噛むほど素材の甘みが滲み出してくる。農業が盛んな長野ならではの味。 続いて舞茸の天ぷら。揚げたてサクサクで舞茸が肉厚、それでいて柔らかく口の中での舞茸の存在感が半端ない。抹茶塩が素材の味を引き立たせてくれる。衣に自慢のそば粉が1割ほど使われているそうで、そば粉の仄かな甘みが感じられた。 そしてメインの蕎麦。「発芽そば切り」と「更科そば」の2色構成で、発芽そば切りは独特なぬめりがあるものの喉越しは極めて良好。餅のような弾力のある食感で食べごたえがあり、素材の甘みが濃厚。 更科そばは雑味が全く無く、そばの実の芯を使っているだけあって、素材の甘みがストレートに伝わってくるシンプルな味わい。こちらも喉越し良好! つゆは鰹出汁の存在感が強く、色は濃いものの塩っぱさは控えめ。そばの味を盛り上げる為に自らは脇役に徹しますと宣言しながら、ここに居るぞと静かに自らの存在感を口の中で示しているかのような味わい。そばとの相性が極めて良好! 今までのそばに対する概念が良い意味で覆される美味しい一品。 店主の熱意が至るところにひしひしと感じられる素敵なお店。 #発芽そば切り #小布施 #蕎麦 #ランチ

    朝食を済ませ支度を整えたのち出発。まずは松代大本営跡へ向かう。昭和19年11月から開始された工事は住人を退去させ、多くの物資と人員を投入し9ヶ月の間でおよそ5Km強を掘削したところで終戦となった。名の通り大本営の設置が目的ではあったが、放送機関、電話局の移設が予定され、最終的には各省庁そして天皇を含む皇室をも移設される計画があったという。一般公開されている『象山地下壕』に生々しく残る削岩やトロッコの枕木の跡をみると、戦争の愚かさというよりも呆れ返られる気分となる。本土決戦の際は皇室を新潟から満州へと移す計画もあったときく。となれば、ますます情なくなってくる。  その後は小布施へ向かう。 岩松院で葛飾北斎の「八方睨み鳳凰図」を見学するために赴いたのだ。嘉永元年1848年におよそ一年をかけて製作されたといわれる天井絵は、今にも飛び出してきそうな迫力に満ちている。『八方睨み』と言われるだけあって、私がどこにいても何を考えているかすべてを見透かされているような気にさせられて恐怖さえ感じられる。小林一茶が「やせがえる負けるな一茶ここにあり」を着想したといわれる蛙池や福島正則との関連をじっくりと見せてもらう。ここに来るのは何年ぶりだろうか、そういえばこちらの門は私の師匠が若い頃キザミをしたと威張っていたなぁ。  岩松院だけでもまだまだ観るものはあるのだろうが、ほどほどに切り上げて昼食とする。私と違ってみなさんご多忙なのだ。昼食はどこにしようと訊ねられたが、私に選択させるとデカ盛りにしかならないのでご辞退差し上げる。そして連れていってもらった先がこちらだ。   「手打ち百藝 おぶせ」 住宅地の中、…というか小布施は一本入るとこんな感じだからある意味典型的な風景ではある。民家を改装したと思しき店内は畳敷の広間と6卓、タイル貼りの土間にテーブルがいくつかという、比較的ゆったりとしたつくりになっている。時間帯を少し外したためか、われわれ以外のお客様はいなかったため、ゆっくり食事と歓談をする事ができた。最初に女将からそばの説明を受けたのだが、じつは聞き逃してしまったのだ。したがって以下は自ら調べたものである。  更科 一番粉: そばの実を挽くと最初に中心部分が粉化する。でんぷん質が多く白い粉となり、歯切れ・弾力に優れたそばとなる。 挽きぐるみ 二番粉: 次に胚乳部や胚芽部が粉化する。これを二番粉といい、そば特有の香りや風味に優れており、めんにすると食味と食感のバランスが良いそばに仕上がる。 藪 三番粉: そして最終的により外殻に近い部分から挽き出される事となる。色は濃く、タンパク質が多くなり香りや風味が強くなる  という事となるのか。 2種あるいは3種の食べ比べというセットもあるが、今回は一種で。また来る楽しみがなくなってしまう。   「挽きぐるみ 大盛り」1400円 典型的な、イメージ通りの、そばの写真を持ってこい、と言われればこれが登場するであろう。そんな感じのそばだ。ああこれは二番粉のそばだったのか。まずはツユをつけずに、と言われたのでその通りにすると香りがすごい、口中にブワっと広がる。ツユは少々塩辛いがこれくらいでないと、そばの香りに負けてしまう。それくらい強い香りだ。これは幸せだ。長野市内 某店のそば(あれはそばではなくうどんだ、という説もあるが)も好きだが、『正統』という事からすれば、こちらのそばこそ正統であろう。素晴らしい。   食後お別れとなる。 名残惜しくて仕方がない。なんならもう二晩くらい続けて歌っていただきたいがそうもいかないのは当たり前だ。また来てください、お願いいたします。次回は小柴見の名店へご案内差し上げます。

手打百藝おぶせの店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 026-247-2847
ジャンル
  • そば(蕎麦)
  • うどん
  • 天ぷら
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
~2000円
クレジットカード
不可

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                長野電鉄長野線 / 小布施駅 徒歩8分(630m)
長野電鉄長野線 / 都住駅 徒歩9分(680m)
長野電鉄長野線 / 北須坂駅(2.6km)                        

                        

座席 修正依頼

席数

40席

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
[?] 喫煙・禁煙情報について
個室

サービス・設備などの情報 修正依頼

お店のホームページ https://www.obusekanko.jp/spot/hyakugei
利用シーン ランチ、おひとりさまOK、禁煙、ディナー、宴会・飲み会、結婚式 二次会、送別会、歓迎会、忘年会、新年会、日本酒が飲める、おしゃれな、ご飯、肉、昼飲み

更新情報

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Tomohiro Nitta
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最終更新

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