
ローメン食べたさに群馬から伊那に通い詰め。
最初は「何だよっ!この腑抜けたラーメンはよっ!」と思ったが・・・
時間が経つと「あれはいったい何だったのだろう?」と気がかりになる事しきり。
以来、月二回は伊那にローメンを食べに行った。
こちらはいわゆる「動物横丁」という、動物の名前を店名にした飲み屋街に位置する。
11時ちょっとすぎ。ノレンが出ていたので「いいですか?」戸を開ける。
昭和中期の伊那美人に迎えられる。店内は・・・狭い!奥行一間半くらい?横に広がるカウンタ―。
従来は6~7席であろうが、コロナ対策のためか?4席程度になっている。
壁に貼られたメニュー。食べる物はチャーローメンとチャーローサイのみ。後は酒類。
これほど特化してるのも素晴らしい。チャーローメンの「小」をお願いした。
きっと調理は伊那美人であろう。店主と思われる男性とコロナ問題で話し合った。
出来上がり近く「ニンニクどうします?」と某ドカ盛ラーメン屋で聞かれるような事を言われた。
もちろんお願いした。
やがてローメン到着。ローメンはスープタイプとスープレスタイプがあるがこちらは後者。
さっと箸でつかんで口に入れる。ラードの油っぽさ、硬めの麺の食感、ほんのりソースが香り焼きそばライク。
肉は赤身でみしっと噛み応えあり。豚か?と思ったら、調べて見たら馬?
ローメンは自分で味付けながら食べるように、卓上に調味料が出ているのだが、使わずに完食。
きっと昔からこのスタイルでやってきたのだろうな。
変な流行に流されたら、おそらく残っていなかったかも?
調べて見たら、ここは土日の昼営業のみとの事。おかげで「幻のローメン」と呼ばれているらしい。
自分の休みが日曜日でホントよかったと思う。