ワインバー アルプ

alpes

予算
~4000円
営業時間外
最寄駅
富山地鉄富山都心線 / 大手モール駅 徒歩2分(96m)
ジャンル
ワインバー カフェ
定休日
毎月第2水曜日 毎週木曜日
076-493-6171

【 富山のサローネ、或いは文化センター 】 アルプは静かな裏通りにひっそりと存在した。が、扉を開けるとほぼ満員の熱気である。手前のバリックテーブルでは二人の男が立ち飲みをしている。狭いけどカウンターで、と通してもらえた時点で、満席となった。 さて、どうだこのワインバーの格好良さは。もう非の打ち所がなくかっこいい。店の程よい狭さ、カウンターの席数、その奥にあるカチッと作られた、ターンテーブルとミキサーを収納する家具、そしてしっかりと回されてゆくレコード。 ワインはナチュール。フランスで醸造の経験もあるザックさんがお店もレコードもクルクル回す。その、きちんとひとつひとつ、選ばれてゆく音。確かにこの店内を満たし埋める、JBLのスピーカー。 これはパリか。パリのシテルージュあたりの、モデルがゴロゴロいるような粋なワインバーとか、ああいった感じの。完全に文化として成り立つこの空気。 入店してから退店まで、ずっと私はこのお店の全てにメロメロにされていたのである。私たちの街にこんなお店がなくてよかった、あったら嫉妬でおかしくなるか、毎夜ここで過ごして自滅してしまうだろう。 イタリアの太陽のように真っ赤なビアンコ、ピエモンテ、トリンケーロのアユートから始まった宴。美しいタスカンの目が覚めるような味わいに、ジパニーズシンクロシステムのハイタッチ。 サントスが必ず頼んだ方がいい、と言ったビターなプリンと共にある貴重な、文化遺産。緩やかにほぐれてゆく時間の豊かさ。気がつけば、12時という具合だ。 富山の名店。なるほど、富山とは交易の港があり、収入高く、幸福度が高い街である。そういう街だからこそ、こう言った文化を理解する人間がおり、夜毎にそのサロンは開かれるのだ。 ワインは1人で飲むな、とは誰が言ったか。抜栓されたそれらをシェアしてゆくワインバーならではの面白さは、インテリジェンスであり、全ての客を疎外感なく包み込んでゆく不思議な力がある。

akira iさんの行ったお店

ワインバー アルプの店舗情報

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予約・問い合わせ 076-493-6171
ジャンル
  • ワインバー
  • カフェ
営業時間
定休日
予算
ランチ
営業時間外
ディナー
~4000円
QRコード決済
  • PayPay

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                富山地鉄富山都心線 / 大手モール駅 徒歩2分(96m)
富山地鉄富山都心線 / 国際会議場前駅 徒歩3分(220m)
富山地鉄富山都心線 / グランドプラザ前駅 徒歩5分(360m)                        

                        

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