【 魚の居ない水槽が愛おしい、横浜市 六浦街道沿い やきとり・うなぎ とりまつ 】 横浜・横須賀道路 朝比奈インターを降りて東京湾方面に向かう途中にオレンジ色のテントの小さな焼き鳥屋があります。 「とりまつ」 通り過ぎる際に、ちらっと見ると 「ランチ うな丼 990円」と記して有るのが目に入りました。 「あ〜、うなぎが食べたい…」 そう思っていたので、引返して行ってみました。 狭い間口の焼き鳥屋。 カウンターだけの席。 奥から、よっこらしょっと、ご年配の女性が出てこられました。 「うなぎ?」て、聞かれたので 「うな丼で」と、頼みました。 すると、目の前をすり抜けて、ドアを開けて出て行きました。何と、ぐるりと回って、裏口へ。 そこが厨房への入り口。 火を起こし、蒸し器の湯を沸かします。 湯が沸いたところで、串刺された鰻を蒸す。 そして、温めたタレに浸し、少し火で炙る。 火で、少しカリッとした鰻をご飯に乗せて、タレを掛けた丼。吸い物と一緒に出してくれました。 その間、ほぼ20分程。 大きな一枚の鰻。 決して、肉厚で脂が乗ってホクホクの鰻ではありません。でも、私の「鰻を食べたい欲望」を、少し補ってくれました。 甘辛のタレも丁度良い味わい。 もう少し掛けて欲しかったかな? 山椒を探しましたが無い! 見ると、お盆にアルミの小さな袋が有りました… 吸い物は、当然、肝吸いではない。 お湯を掛けて作っていた様子はなかったので、インスタント吸い物ではないのかもしれません。 適度に満足の鰻丼でした。 ご馳走様。 また、鰻が食べたくなったら立ち寄ります。 おまけ 店の壁には古い魚拓が貼ってあります。 食べログの少ない投稿からは、ご主人の釣果だと。 厨房の水だけが入れられた立派な水槽が気になりました。お聞きすると、 「昔は魚を入れていたんだけれど。 愛着が湧いて、可哀想になってね」 「掃除も大変なので、やめたの」と。 同じ事が食べログの投稿にも書いてありました。 店のメニューは、少ないながら、肝焼きに拘っているとも。 現在、ご主人が健在で、店に出ているのかどうかはお聞きする事は出来ませんでした。
金沢八景、六浦駅付近のうなぎが食べられるお店














