鎌倉飲み歩き 4軒目 友人のおすすめ野分さん。 出汁がドンピシャ好み!だから、 何を食べても美味しい! おでん以外も、 自家製あん肝や馬肉など充が豊富。 料理は「愛」とおっしゃるママとその素晴らしいお料理にぞっこんです!
口コミ(11)
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寒い夜には、やはり、お燗とおでんとお鍋に、赤提灯と縄のれん、鎌倉では珍しい組合せで迎えてくれる[野分]さん。 女将がカウンター越しに迎えてくれる。 カウンターにはいつものご常連がおられる。 さて、鍋(¥700)は、鳥鍋、たらちり、豚バラ鍋、豚キムチ鍋の四種類。 【たらちり】を注文し、もっと寒くなったら豚キムチ鍋だ。 それにしても値頃感のあるお鍋である。 お酒は、いつもの〆張鶴と思ったら、隣に【田酒】が鎮座していた。ぬる燗は止めて常温でいただくことにする。 お決まりの日替り"三点お通し"(イクラおろし 柚子風味・蒸しむかご・なめ茸とつみれ)が供される。 この三種オツマミでお銚子一本は空いてしまう(笑) お鍋が出来るまでの繋ぎにおでん(^-^) しかも、今夜は、敢えて野菜四点盛り(大根・人参・じゃが芋・里芋)を注文。 一番の理由は、人参にある。きっと、直ぐそばの御成小学校の人参嫌いの児童に食べさせたらみんな食べられる様になるのではと思われる味わい。あの特異な味ではなく、甘くて美味しいのだ。ついでに、大根はよくしみていて、じゃが芋はホクホク、里芋はシットリネットリと旨い(^-^) そこに、鍋が運ばれてくる。丁度一人前。 お豆腐、椎茸、なめ茸、ネギ、春菊に、鱈の身がギッシリ。その上に柚子が載っている。ポン酢出汁に紅葉おろしと注ぎ足しの出汁。 フーフーしながらお豆腐を露払いにして、鱈を味わう(^-^) 豆腐も鱈も自己主張の控え目な食材。出汁と薬味と上手に同調してくれれば、内に秘めた本当の旨みがチョッとだけ楽しませてくれる。だからこそ、ユックリ味わいたい。 ここで、"田酒"の真価が発揮される。 銘酒の面目躍如たる味わいが、鍋と同調して醸し出される。 今また、世の中では、旨い日本酒が見直され始めてきた。 嘗て、一升空けなければ気が済まなかった不粋な呑兵衛がようやく到達した境地が、旨い酒、旨い肴、よいお店❗ 差し詰、こちらで味わう酒と肴に雰囲気は捨てがたい。女将には長く頑張ってお店を続けて貰いたいものだ。 #赤提灯 #縄のれん #おでんが名物 #値頃感のある肴 #旨い酒 #鎌倉 #御成町
あれェ~、赤提灯が灯っていない❗ 鎌倉御成通りの五差路から[野分]さんの方を眺めながら、一瞬、女将がまた体調悪いのかナァと思った。 でも、行灯看板は点いている。 19:40に縄暖簾をくぐる。いつものご常連が入れ代わりで、はしご酒に向かわれた。たまにお見かけする女性がカウンターにお一人。 夜になると、やはり、季節は鍋❗ 手書き黒板を見ると、鍋は何と(¥700)トリオが、にらなべ・豚ばらな・鳥なべと書かれている。(急いで白墨で書き直したらしく一部消えていたのだ。正しくは、たらなべ、豚ばらなべ、鳥なべ(笑)) ニラなべを注文しそうになり、大笑いしながら、【梅サワー】と【豚ばらなべ】をお願いする。 温かいおしぼりに続いて、綺麗な赤の琉球ガラスに注がれた梅サワーとお通し三品(キノコの炊き合わせ・豚バラ煮・おでん2品薩摩揚げとつみれ)が供された。 「アラ、豚バラがかぶっちゃったわネェ、代えましょうか」と言われたが、ウォーミングアップだと言ってそのままいただく。おでんの薩摩揚げとつみれは、女将が私の好みを知っているからこその品選び(^-^) (常連になると、何種類かの品目をアレンジしてくれるから嬉しい。これも、丸七商店街の[茶女]さんの土日限定ランチ"鎌倉御膳"のおかずの仕込みのお陰かも) 丁度、一杯空けて、お通しが食べ終わると同時に、鍋が出来上がった。 この鍋、女将のアイディア鍋。湯豆腐をベースにして、鱈、豚バラ、鳥を、その日の気分や好みで選べる三品。 しかも、熱々だから、鍋だけはカウンター越しではなく厨房から鍋つかみで女将自ら手元まで運んでくれる。 まだ、湯気が立ち上っている。 ポン酢にスダチが添えられたタレでいただく。 昆布出汁で煮込まれた鍋。味わい深い季節の味わいである(^-^) 身体も温まり、もうチョッと、と思って黒板を見ると【くじらベーコン】(¥600)が目に入った。 注文してから暫く時間がかかった。 やはり、予想通りそのままでは供さない女将、チョッと一手間かけて出された。 軽く炒めてあり、お酢のタレに浸けて口に運ぶ。 旨みとコクは残したまま、加熱する事で余分な脂を飛ばして、サッパリと歯応え良くいただく。 丁度、その時、引戸が開いて、ご新規の美形のお客様が来店された。一度は来てみたかったと、勇気を出して来られたとのこと。 暫くすると、すっかりリラックスされて女将との話も弾んでいる。 最近、私の周りの平成生まれの女性にモテる様になった。どうやら、みんなの希望は、この昭和レトロな、演歌の流れる赤提灯に連れていって欲しいらしいのだ(笑) 月は出ていなかったが『赤提灯、連れて行ってとせがむ娘(こ)ら』(一茶さん、ごめんなさいm(__)m) #赤提灯 #縄暖簾 #演歌が流れる店 #昭和レトロ #鍋 #鎌倉 #御成町
秋の夜長は、行きつけの居酒屋[野分]さん。 山下明子ママは、ある時は女将、またある時はお母さん、またまたある時はお姉さん、人によっては物わかりのよい女房でもあり、よい人でもある。 私には、鎌倉で二番目に付き合いの長い、我が儘を聞いてくれるお姉さんである(^-^) 温かいおしぼりが出て、好みの【〆張鶴】のぬる燗を注文する。 お馴染みのお銚子に、20個以上のお猪口からひとつ選ぶ。 お通し三品(冷奴・むかご・柿の白胡麻和え)が、程好いぬる燗と共に供される。 最初の一杯は「直さん、どうぞ」とお酌をしてくれる。(私を"直さん"と呼ぶ女性は鎌倉には三人しかいない) 新潟のお酒では、最近では、〆張鶴が一番好き。二番は八海山。 手書き黒板メニューから【湯豆腐】(¥500)、続いて【カサゴの煮付け】(¥900)を注文する(^-^) 最初に、湯豆腐の入った熱々の鍋が漬けタレと共に運ばれてくる。 湯豆腐の季節がやって来たんだナァと思いながら、昆布で出汁を取った豆腐をタレに浸して味わう(^-^) お豆腐の優しい温かさが心に染みる。 すると、白い、豆腐やネギや青菜以外の物体が鍋の中に入っている。 これは、タラ、鱈、タラちゃん❗ (¥500の値段でも充分リーズナブル過ぎる程安い。ところが、明日は定休日だから、湯豆腐の注文が多かったので皆さんに出した、"定休日前の特別サービス"だったのだ(^-^)v) 食べ終わる頃、お醤油やみりんの煮える芳ばしい匂いが漂ってきた。 あのごついカサゴが、ネギと牛蒡を引き連れ、美味しく化粧されて登場した。 鎧をまとった様な姿からはとても想像出来ない程、柔らかく、甘辛く煮込まれたカサゴ。 旨い‼️ それ以上でもなく、それ以下でもない、心から旨いと感じる味わい(^-^) こうして、我が儘放題、言いたい放題のフリーな時をカウンターの常連たちと過ごし、22:00を過ぎると、「アラ、直さん、いらっしゃい」と、鎌倉で一番付き合いの長~い女性メグちゃんが、丸七商店街の[茶女]さんから片付けを終えて戻ってきた。 名残は尽きないが、また・・・・・・(^-^) ほろ酔い、軽い千鳥足で、遠回りして2分の家路についた。 #女将の手料理 #リーズナブルな価格設定 #旨い肴 #鎌倉 #御成町
演歌の流れるおでんと手作り料理の居酒屋[野分]さん。 女将は山下明子さん。土日は丸七商店街の姉妹店[茶女]さんでランチ営業があり、夜はメグちゃんとの二人体制。 (間もなく、茶女さんの変革を企画中の二人。色々聞いているが、チョッと楽しみ(^-^)) さて、チョッと小腹が空いた状態の遅い晩御飯を兼ねて、20:00過ぎに縄のれんをくぐる。何故か、ここに流れる演歌は自然に耳に入ってくる。いつもの席に着く。 すかさず、メグちゃんが温かいおしぼりを出してくれる。 女将は、すっかり仙台づいている私の好きな【浦霞】のぬる燗、お決まりの厳選三品の手作りお通し(あん肝・茗荷とシメジ・釜揚げしらす)を出してくれる。 手書きメニュー黒板を見ながら、 【鰻とろ】(¥700) 【焼き茄子】(¥500) 【エボダイ 干物】(¥500) を注文する。 (注文した品は、リーズナブルで、勿論、手間と時間を要するが、出す順やタイミングは女将なりに考えて供され、あくまでも美味しくお酒を楽しんで貰う為の肴である。決して、豪華でも、厳選食材でもないが、出来る限りの手作りアレンジが施されているのが嬉しい) 先ずは、お通しのあん肝のコクを山葵で味わい、しらす和えを平らげ、茗荷とシメジのピックルスを口にした途端、一番肴映えしなかった品が旨い。サッパリとした茗荷にシメジの旨さがあとをひく。 急遽、【茗荷とシメジのピックルス】(¥400)を出して貰う(笑) 続いて、熱々の皮を手早く解して手早く出された焼き茄子は、生姜とたっぷりの鰹節がかかった一皿。 【梅サワー】に切り替える。 干物が焼上がる香りが仄かに漂ってくる。金目鯛とエボダイの干物があったが、エボダイにして正解と感じた。 箸を入れると、ふっくらとして、浅目に干された風合いが好み(^-^) 猫跨ぎに食して大満足(笑) そして、"鰻とろ"が供された。 鰻の蒲焼きに、とろろをかけた、スタミナ満点の一皿。芳ばしく、食欲をかきたてる鰻。鰻のタレでそのまま合わせていただくと丁度良い味わい(^-^) (ごはんが欲しくなるが、土日の[茶女]ランチでもメニューアップされているらしいので、鰻とろ丼は改めてそちらで食することにした) こうして、お腹も満たされ、ほろ酔いで22:00過ぎのお店を出た。 #居酒屋 #おでんと手料理 #リーズナブル #鎌倉 #御成町 #シルバーウィークキャンペーン