息子とお出かけシリーズ 夏休み編④
夏休みのメイン行事は湯河原の温泉へ。県をまたぐのはどうなのか、については嫁さんとも話し合いまして、生まれたばかりの息子と過ごす時間はこの瞬間しかなく、また夏休みを取れる機会も次はいつになるのやら、という感じだったので、とにかく人混みにならない秘境的な場所にしようとなり、奥湯河原温泉に決定。その中でも、新生児もウェルカムな宿としてネットでもいっぱい特集されているコチラ「青巒荘(せいらんそう)」さんに伺いました。
湯河原の駅周辺の中心街から30分ほど。京都の鞍馬にも似た山間の道を進むと見えてくる老舗旅館で、奥湯河原温泉では最古の宿だという触れ込み。最初に見えてきた駐車場兼事務所みたいな結構ボロボロの建物に「青巒荘」って書かれてて、まさかこんなにオンボロ!?と、一瞬焦りましたが、本館はちゃんとしたキレイな老舗旅館然としていて一安心。湯河原観光などはせず、温泉でゆっくりしようということで15時にはチェックインしました。
夫婦交互で温泉に入って、片方は息子の面倒を見る方式にして、早速温泉へダイブ!大浴場は普通に気持ち良かったですが、良かったのは露天ならぬ野天温泉。大浴場とは別の場所にある温泉で、崖際の滝の脇に沸いている。竹林に囲まれて何とも言えない気持ちよさでした。癒された~!大浴場には赤ちゃんも連れてってOKということだったので、まさかの大浴場で一緒に入ることができました。息子はもちろん温泉デビュー!
そして、この宿の素晴らしかったのは、子どもに対するホスピタリティが半端ないところ。ベビーバスや布団はタダで貸してくれて、オムツやおしり拭きなんかもタダ!プレイルームとかも充実していて、子連れにはありがたいサービス尽くし。似たような子供連れのお客さんも結構いらっしゃいました。部屋とか内風呂はやや古めでしたが、その分を補ってくれるサービスで宿としては大満足!カップルとかだったら、アレ?ってなってたかもだけど、本当に子どもにもよくしてくれて、それだけでもまた来たいと思える宿でした。
そして、コロナの今、部屋食させてくれるのもポイント高し。そんなお料理については正直、期待値はそこまで高くなかったんですが、これまた期待を超えて満足!夕ご飯は…
前菜:芋金糖栗甘煮、花豆、管牛蒡、鮭柚香焼き、伊勢海老黄身焼き
冷やし煮物:敷き柚子味噌、海老、お野菜
酢の物:黄味噌とお野菜
お造り:マグロ、イカ、ハマチ、海老
揚げ物:海老金糸揚げ
お鉢:水菜とえのき
メイン:活アワビ踊り焼き、牛ステーキ
ご飯とお吸い物
想像よりもずっと豪華で、どれも美味しかったです。特にメインは2つも選べるプランで、アワビと牛ステーキという豪華っぷり。アワビはバターを載せて蒸し焼きに。新鮮なアワビは柔らかホクホクでバターの味がしっかり染みわたり堪りませんでした。お酒が進む!大満足で焼酎ソーダ割りをガンガン飲んでサクッと息子と爆睡しました。嫁さんは古めの旅館がちょっと怖かったらしく、全然寝れなかったらしいw
そして、朝ごはんは旅館の定番な感じで、こういう旅館の朝ご飯大好きなのよねぇ。内容は…
湯葉、冷奴、お漬物、サラダ、ミニサンドイッチ、玉子焼き、アジの開き、筑前煮、焼き海苔、ご飯、お味噌汁
ご飯のお供が目白押しで、白飯3杯いっちゃいました。旅先くらいは血糖値は無視!朝ご飯も大満足でした。ご飯の後、息子と朝風呂も楽しんで、息子も満足げな様子(多分)。旅館の古さ自体は否めませんが、サービス、お料理、お値段など総合的に見てめっちゃ良かったし、親子3人夏休みのステキな思い出になりました。