だるま料理店@小田原! 御殿場の小旅行の帰りに小田原にやってきた。 小田原といえば明治26年創業の老舗日本料理店「だるま料理店」である! 縁起の良いダルマにあやかった店名でもあるが、創業者の達磨(たつま)仁三郎氏の名前からきているらしい。 もともと地元の網元の経営であり、相模湾で獲れた新鮮な魚介類を使った天ぷらや寿司・刺身類に定評がある。 創業時の建物は関東大震災で損壊してしまったが、相模湾のブリ漁で大金を得た二代目が大正15年に現在の建物を再建し、現在は国の登録有形文化財に登録されている。 この建物で酒を飲むだけでも十分に価値がある。 小田原は日本橋から数えて東海道9番目の宿場町であり、天下の剣と表される険しい箱根宿の一つ手前でもあり、小田原で体を休め、食を準備する者が多かった。 このため、日持ちする加工食品である練り物や、弁当の腐敗を抑える梅干しなどの需要が高まった。 こうした「食」の歴史的・地理的背景による必然性みたいなものを知ると面白い。 そんな小田原だが、やはり歓楽街や遊郭があったらしい。 小田原の赤線地帯の事を調べると、必ずと言っていいほど「川崎長太郎」の名前が出てくる。 川崎長太郎は、小田原の海岸沿いにある畳二畳分の小屋に住み、電気・水道はなくビール箱を逆さにしてローソクの灯りをたよりに小説を書くという極貧生活をしていた。 そんな極貧生活中の川崎長太郎だが、日に一度ちらし丼をだるま料理店で食べるという常連になるという…謎。 そんな川崎長太郎を人気作家の地位に押し上げたのが「抹香町」シリーズというかつて小田原に存在した私娼窟を題材にした小説であった。 しかしながら、1958年に売春防止法が完全施行されて抹香町が消えると、長太郎の人気にも陰りが出てくる。 1962年、61歳の時に物置小屋を来訪してきた30歳年下の女性と結婚。 1970年代になると、川崎を信奉するつげ義春経由で、川崎長太郎ブームが若者の間におきた。 物置小屋に住む最底辺の生活を描いてきた川崎長太郎が、当時の日本のヒッピーたちに元祖として崇められたためだった。 80年代には脳梗塞を患い闘病生活を強いられ、1985年肺炎のため小田原市立病院で死去する。 だるま料理店では天ぷらと寿司で一杯やってしまったが、長太郎と同じちらし丼を食べればよかったかな?と少し後悔した。
Akira Sugiharaさんの行ったお店
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おにやんま 五反田本店
五反田駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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アシエンダ デル シエロ
代官山駅 / メキシコ料理
- ~2000円
- ~4000円
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肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
- ~1000円
- ~2000円
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カナルカフェ
飯田橋駅 / カフェ
- ~3000円
- ~5000円
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鶯谷園
鶯谷駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~6000円
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神田まつや
淡路町駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~2000円
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新橋 纏
新橋駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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青島食堂 秋葉原店
秋葉原駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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生粋
末広町駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~10000円
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ジャポネ
銀座一丁目駅 / パスタ
- ~1000円
- ~1000円
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もつ焼き 大統領 支店
上野駅 / ホルモン
- ~2000円
- ~3000円
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カフェ アクイーユ恵比寿
恵比寿駅 / カフェ
- ~2000円
- ~3000円
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麗郷 渋谷店
渋谷駅 / 台湾料理
- ~2000円
- ~4000円
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ロウリーズ・ザ・プライムリブ 恵比寿…
恵比寿駅 / ステーキ
- ~5000円
- ~15000円
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下町バル ながおか屋
上野広小路駅 / スペインバル
- 営業時間外
- ~4000円
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田中そば店 秋葉原店
末広町駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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ひみつ堂
千駄木駅 / 甘味処
- ~2000円
- ~2000円
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自家製麺 伊藤
赤羽駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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鳥竹総本店
渋谷駅 / 焼き鳥
- ~2000円
- ~4000円
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むさしや
新橋駅 / 洋食
- ~1000円
- ~1000円