ちんや

ちんや

予算
~15000円
~10000円
最寄駅
東京メトロ銀座線 / 浅草駅 徒歩7分(540m)
ジャンル
すき焼き しゃぶしゃぶ ステーキ 丼もの
03-3841-0010

【《あと残り③》明治13年(1880)創業。浅草最古の老舗すきやき】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 本日は浅草の『ちんや』 訪問時点、 Googleマップ評価「4.4」、 某グルメサイト「3.58」、すき焼き百名店。 屋号は元々は江戸時代に 諸大名の江戸屋敷や豪商相手に 日本犬の狆(ちん)など愛玩動物を扱う商売をしていた事に由来。 のちに明治維新後の1880年に料理店に転身し、 老舗が集中する浅草でも「最古のすき焼き屋」に。 コロナ禍の2021年、 客足の減少と店舗老朽化に伴い一度閉店するが、 大手飲食グループWDIの傘下に入り存続。 店舗を新築すると共にリニューアルオープン。 …ちなみにWDIといえば直近で私が投稿した ミシュラン香港点心『添好運』の日本国内店舗も同社が運営していますね~ ■日本人と「牛肉食」 今を遡ること幕末明治。 文明開化で西洋から肉食文化が伝わる。 江戸時代以前の日本で、 穢(けが)れと見做され忌避されてた 牛肉食は一転して「文明人の進んだ食習慣」と認知されるように。 外国人居留地があった横浜は いち早く牛肉食が発展し 同地で牛鍋が誕生することとなる。 当時、牛鍋を食べる事は ハイカラで先進的、開明的な行為とみなされ 非常に流行っていたようで 仮名垣魯文は明治5年刊行の『安愚楽鍋』で 「士農工商老若男女賢愚貧福おしなべて、  牛鍋食わねば開化不進奴(ひらけぬやつ)」 と記している。 …ところで私は 90年代半ばに連載が始まった コミック/アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』ど真ん中世代。 大久保利通暗殺の 紀尾井坂の変(1878年)前後を扱う るろ剣の劇中では剣心ら一派の拠り所として 牛鍋屋「赤べこ」がしばしば登場。 彼らが牛鍋をつつく姿が印象的で、 まさにこの時代に流行していた牛鍋が 象徴的なアイテムとして描写されている。 ■牛鍋とすき焼き 似ているようで微妙に違う「牛鍋」と関西発祥の「すき焼き」 その定義やルーツは諸説ありますが、 明治時代の後半から東京で 関西風の「すき焼き」がブームとなったため、 次第に東京でも「すき焼き」の名称が定着。 実際にこの『ちんや』でも1903年に 「牛鍋屋」から「すき焼き屋」に改めている。 一説にこのように、 東京の元々の「牛鍋」の様式を一部残しつつ、 名称だけが「すき焼き」に変わっていったため、 現在の 「関東風すき焼き」と「関西風すき焼き」の 違いが生まれたとされる。 ■椿 …¥6800 さて注文は単品すき焼きの「椿」 単品といいつつ 先付、口直し、すき焼き肉、ザク(野菜きのこ類)・玉子が付きます。 「先付」は煮アワビ水菜の豆乳ダレ和え物、 「口直し」は漬物でした。 この「椿」の場合熟成の赤身肉120gで、 比較的脂身が少ないので食後も胃袋が重くなりにくい。 薄切りで絹のようにシルキーな食感がたまらない! とりわけ美味しかったのが車麩で、 煮汁を全部吸ってとりこんでるので激ウマ(笑) …時間が経って鍋が煮汁が少なくなったら 割下と出汁を追加して調整。 砂糖が溶けネットリ粘度のついた割下はコク甘。 一方の出汁はさっぱりと端麗な味わい。 個人的には出汁を多めに入れて さっぱり目が好みでしたね。 デフォで卵が2個ついてくるので 具にたっぷり割下を吸わせて贅沢に卵に絡める。 白ご飯を追加注文し最後は、 割下が混ざった卵かけごはんでフィニッ~シュ! 大変美味しくいただきました♪ ~あとがき~ 以上、外部の資本を取り入れつつ 屋号を守りつづける『ちんや』でした。 この店を勉強する中で 東京の「牛鍋」の始まりと 関西の「すき焼き」の影響を受ける過渡期やらが整理でき、 ひとつ私の中で知恵が増えました。 ちなみに店内は明治~大正期の 和洋折衷建築を意識しているようで 履物は玄関に預けつつ 絨毯の廊下を歩き座敷席でテーブルと椅子で 「すき焼き」を堪能。当時の雰囲気を楽しめます。 インバウンドの影響で大人気の店につき 訪問の場合は早めに予約を

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ちんやの店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

TEL 03-3841-0010
ジャンル
  • すき焼き
  • しゃぶしゃぶ
  • ステーキ
  • 丼もの
営業時間
予算
ランチ
~10000円
ディナー
~15000円

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東京メトロ銀座線 / 浅草駅 徒歩7分(540m)
都営浅草線 / 本所吾妻橋駅 徒歩10分(760m)
つくばエクスプレス / 浅草駅 徒歩13分(970m)                        

                        

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03-3841-0010