WHAT’S UP麺@浅草!
浅草らしからぬフザけた店名だが、二郎系不毛地帯の浅草にできてくれたのは素直に嬉しい。
「鉄板焼き526」の間借りで始めた二郎系ラーメン店であるっ!
「鉄板焼き526」でピンっ!とキタ方もおられると思うが、渋谷の「ラーメン526」の系列店である。
もともと「ラーメン526」はラーメン二郎武蔵小杉店の出身で、インスパイア系では当時はまだ珍しい自家製麺がウリであった。
なのでやはり「WHAT’S UP麺」も同様に自家製麺を使用している。
ラーメン(800円)+豚マシ(100円)!!
豚マシが100円という安さに騙されてついつい豚マシにしてしまうが、客単価900円をしっかりゲットしている。
たかが100円だが、800円のラーメンに対し100円の売上増は12.5%の売上改善になる。
なかなか商売上手な一面が垣間見れる。
また大抵の客は1000円札で払うだろうから、客1人あたりの釣り銭は100円玉を用意していれば良い。
1円玉、5円玉、10円玉と複数種類の釣り銭用の小銭を用意しておくのも、案外非効率的なものである。
三田本店で小ラーメンが450円だった時代をギリギリ知る世代としては、二郎系も単価があがったものだなぁと遠い目をしてみた。遠視だし。
浅草という場所は、町中華でビールでも飲みながら餃子が焼かれるのを待ち、野菜炒めとあんかけ焼きそばで瓶ビールを飲み続けるのを最上とする文化であり、〆にはラーメンよりも純レバ丼が好まれたりするので、二郎系のようなラーメン店はあまり必要とされなかった。
だが、浅草が観光地としての成熟度を上げるにつれ、昭和ノスタルジックな町中華だけでなく、家系や二郎系といった多様性も求められるようになったのだろう。
浅草も立派な観光地になったものだなぁと遠い目をしてみた。
遠視だから。