ガリバルディ@根津! 2015年も年の瀬になって素敵なお店に出逢えた。 美人で知的なソムリエールが出迎える国産ワイン専門のワインバー! 「国産ワインなんて…」と思っていた自分を恥じている。 一升瓶でガブガブ呑める日常的なワインから、特別な日に開けるスパークリングまで、今や日本のワインは多様化している。 十数年前に85年のヴィンテージのシャトー・ラトゥールに出逢いワインの本当の美味しさを知った。 と同時に、ラトゥール以外のワインに感動を覚えなくなってしまった。 だが、自然派などの生産者の想いや、若くフレッシュなワインの魅力、一緒に楽しむ料理とのマリアージュなど、ワインの魅力はその多様性だと、最近また改めて気づくようになった。 このお店の面白いのは、テーブルワインとして一升瓶ワインが用意されており、山形流と称して湯呑み茶碗で提供される。 山形のぶどう農家では、コタツに入ってワインを湯呑み茶碗で晩酌するらしい。 ワインの起源は紀元前4000年頃のメソポタミア文明とされているが、ワインの起源から6000年が経過し、時代も地域も文明をも通り越して、山形のお爺ちゃんが湯呑みで自身が栽培したぶどうで出来たワインを湯呑みで呑んでいるのだ。 日本酒がワインに比べ、まだまだ世界的に見て排他的で日本以外の地域で日本酒が造られないのは、心白の多い日本米が安定的に必要な事と、閉ざされた杜氏制度でもある。 また、日本酒文化は神道に根ざした部分も多々あり、そういった宗教的・歴史的背景が日本以外の国々には受け入れ難いのだと思われる。 ボクはその点で、むしろ恥るべき事ではなく、そこを日本酒の個性として認識すべきだとワインから学ぶべきだと思う。 とかく女性店主の店には、その女性の魅力に魅かれて男性客が来る構造がよく見られる。 ガリバルディも美人ソムリエール逢いたさに男性客が来るのだと思われる。 だが、彼女自信の国産ワインに対する愛情と豊富な知識、ソムリエールとしてのスマートな接客で、その美貌だけが魅力ではない事が分かる。 この店に出逢うまで全く知らなかったが、千葉県でも素晴らしいワインが造られていた。 齋藤ぶどう園の「さだおスペシャル」! 完全自然派のワインである。 すでに市場では完売との事。 国産ワインで価値観をくつがえされたい方は急いで訪れて欲しい。
口コミ(9)
オススメ度:78%
口コミで多いワードを絞り込み
がりばるでぃ@根津! 深夜にワインが飲みたくなって近所のがりばるでぃさんへ! 生岩牡蠣三種の食べ比べが出来るとの事で、頼んでみた。長くなるので、結論を急ぐ! 兵庫県赤穂市坂越の岩牡蠣と、スペイン・ガリシア地方の名高い白ワイン アルバリーニョとの相性が抜群である!! 坂越岩牡蠣の最大の特徴は、一年牡蠣である。 普通の牡蠣が2〜3年の歳月をかけて大きくなるのに対し、坂越湾は波があまりなく、天然記念物の生島樹林(常緑樹)と日本名水百選にも認定されている清流千種川が流れ込むため、良質の植物性プランクトンがズバ抜けて豊富で、一年という短期間で出荷サイズまで大きくなるという。 これが、通称「一年牡蠣」と呼ばれる由縁だ。 プリプリふっくらジューシーでクリーミー。 たっぷりと海の香りをまとい、潮風のような地味深い天然の塩味もある。 イベリア半島の北西部で栽培される白ブドウ、アルバリーニョ。 とりわけ、スペイン・ガリシア州のリアス・バイシャスが銘醸地として近年注目されている。 (リアス・バイシャスのリアスは、リアス式海岸の命名の由来となった。) リアス・バイシャスはスペイン原産地呼称法の原産地呼称ワイン(DO)に1988年に認定されており、まだ比較的新しいDOである。 もともと魚介類との相性がいい事で知られたワインだが、生牡蠣との相性がここまで良いとは思わなかった。 生牡蠣との相性がいいというより、アルバリーニョは生牡蠣の味がすると言ってよい。 上に坂越岩牡蠣の味を「たっぷりと海の香りをまとい、潮風のような地味深い天然の塩味もある。」て書いたが、そのままこのワインの説明にも用いられるとさえ思う。 「牡蠣にはシャブリ(シャルドネ)」という先人の定石があるが、アルバリーニョはシャルドネ種と牡蠣とのそれとは少し違う。 アルバリーニョはリースリング種のクローンとも、プティ・マンサン種との近縁種とも言われている。 確かにリースリングの青い感じや桃のような感じと、プティ・マンサンのトロピカルな酸味も感じるが、両種の特徴とはあまり介さない。 大変長くなったが何がいいたかったかと言うと、アルバリーニョの特徴は、種の特徴と言うよりも、リアスバイシャスという土地、土壌、つまりはテロワールに依存すると言う事である。 美しいリアス式海岸のリアスバイシャス沿岸では、牡蠣やホタテの養殖が盛んであり、その貝殻なども土壌に深く影響するはずでる。 葡萄畑には海からの潮風が常にあたり、天然の塩味が葡萄に触れる。 国産アルバリーニョはまだ新潟のカーブドッチだけのようだが… 震災復興も兼ねて、日本の代表的なリアス式海岸である三陸海岸にアルバリーニョ種を植えたらどうだろうか?
がりばるでぃ@根津! ヌーヴォー解禁日24時の訪問。 今年のヌーヴォーは、ジャン・ピエール・モルテ ボジョレー ヴィラージュ! 自然派のワインのおかげで、ガメイがまた好きになった気がする。 長期熟成に耐えたカベルネソーヴィニョンやメルローももちろんいいが、フレッシュでお花のような香りのするガメイもいい。 フランスでは熟女が(も?)モテると言われるが、こうしたワインを通して得られた知見かも知れない。 (結婚すると超現実的なフランス人女性の尻に敷かれるフランス人男性が多いだけで、実際には30歳以上の男性は20代女性を好む傾向が強いらしいです…orz)
根津駅至近、はん亭の裏側。ソムリエールである女性オーナー含めて女性お二人でやられている。 大通りから一本入った静かな通りに、ワインバーながら提灯が煌々と灯り思わず吸い寄せられる。小じんまりとしているが全面ガラス張りのため雰囲気が分かり入りやすい。 店内は壁一面にワインの木箱を積んだり、大量の木箱の端切れを組み合わせたウッディな落ち着いた雰囲気。面白い。 照明も落し気味でこれまた妙に落ち着く。 (写真がどれも暗くなってますが、体感は写真程の暗さは感じませんw) 敢えて国産ワインのみというのも、気に入った。和の雰囲気漂う根津という土地柄と合っている。面白い。 一升瓶の日替わりがぶ飲みハウスワイン(赤・白)は湯呑みで飲む。面白い。 勿論日替りハウス以外にも沢山国産銘柄があり、自分としてはおススメ頂いた月山の白ワインが、とても気に入った。 食べ物メニューはあるが軽食系が多いので、先に食べてから来るのもよし。 また、近所から寿しや焼鳥を取ることも出来る。 女性オーナーが小林麻美風?の落ち着いたとても素敵な方で、一人客の常連風も入れ替わり立ち替わり、多く見受けられた。 とは言え、せわしない感じはなく、決して広くはない店内で江戸しぐさ宜しく大人のマナーでスペースを融通し合う。 こんなお店で常連扱いしてもらえたら、ちょっと嬉しいかも。 ■脳内BGM ドナルド・フェイゲン『マキシーヌ』 #ワインバー #谷根千
日本ワイン専門のワインバー。 素敵なソムリエール、女子好みのヘルシーなおつまみ、ライトダウンした店内に癒されること間違いなし!