とん八亭@上野! 名店「双葉」の閉店にともない、「上野とんかつ御三家」という言い方もあまりされなくなって久しい。 現在では「新・上野とんかつ御三家」として、ぽん太本家、蓬莱、井泉を挙げる向きがあるようである。 もう四半世紀前の話だが、テレ朝の伝説的深夜番組「トゥナイト2」で、山本晋也監督が上野の最新フーゾクを紹介していた。 そのフーゾク紹介のVTRが終わり、スタジオにカメラが戻ると、司会の石川次郎さんがフーゾクにも山本晋也監督にも全く触れずに、上野のとんかつ事情を熱く語り出した事があった。 「上野と言えば、私、松坂屋裏のとんかつが大好きでねぇ。蓬莱!そうそう!蓬莱!箸で切れるんですよ。カツサンドも旨いんだ!」 全く、先のフーゾク紹介を無視した進行に、山本晋也監督も乱一世もどうしていいか分からず、目が泳いでいたのを思い出す。 そんなとんかつの名店がひしめく上野で、唯一ミシュランに掲載されたとんかつ店が、「とん八亭」である。 もちろんミシュランと言っても星ではなく、ビブグルマンではある(ミシュラン東京21年版で、とんかつビブグルマンは14店のみ)。 上野の老舗とんかつでは珍しいピンク色に赤身を残す揚げ具合で、分厚いが非常に柔らかい。 とんかつ屋というより洋食屋の流れを汲む分厚いポークカットレットといった趣きで、上野とんかつ御三家の中ではポン太本家に一番近いかも知れない。 三代目となる店主は、なるほどフレンチの出身だとか。 人気とんかつ店によくある銘柄豚の全面オシが皆無で、なんという豚肉を使用しているかも不明だが、美味けりゃいいじゃないか。という直球勝負が垣間見れる。 味噌汁が豚汁ではなく、普通の味噌汁で初めは残念に感じたが、ボリュームのあるとんかつに対峙すると、シンプルな白味噌の豆腐の味噌汁の方がバランスが良い事が分かる。 ほのかに香る三つ葉の香りも、睦月(1月)らしさを演出している。 御三家に入らなくとも、名店はやはり名店だ。
Akira Sugiharaさんの行ったお店
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おにやんま
五反田駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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アシエンダ デル シエロ
代官山駅 / メキシコ料理
- ~2000円
- ~4000円
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肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
- ~1000円
- ~2000円
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銀座 朧月
銀座駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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カナルカフェ
飯田橋駅 / カフェ
- ~3000円
- ~5000円
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鶯谷園
鶯谷駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~6000円
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神田まつや
淡路町駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~2000円
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新橋 纏
新橋駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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青島食堂 秋葉原店
秋葉原駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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生粋
末広町駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~10000円
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カフェ アクイーユ恵比寿
恵比寿駅 / カフェ
- ~2000円
- ~3000円
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ジャポネ
銀座一丁目駅 / パスタ
- ~1000円
- ~1000円
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もつ焼き 大統領 支店
上野駅 / 居酒屋
- ~2000円
- ~3000円
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ロウリーズ・ザ・プライムリブ 恵比寿…
恵比寿駅 / ステーキ
- ~5000円
- ~15000円
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麗郷 渋谷店
渋谷駅 / 台湾料理
- ~2000円
- ~4000円
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下町バル ながおか屋
上野広小路駅 / スペインバル
- 営業時間外
- ~4000円
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田中そば店 秋葉原店
末広町駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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ひみつ堂
千駄木駅 / 甘味処
- ~2000円
- ~2000円
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自家製麺 伊藤
赤羽駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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鳥竹総本店
渋谷駅 / 焼き鳥
- ~2000円
- ~4000円