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キッチン台栄

きっちんだいえい

予算
~1000円
~1000円
最寄駅
都営大江戸線 / 上野御徒町駅 徒歩3分(170m)
ジャンル
洋食 定食 カレー 居酒屋
定休日
不定休

キッチン台栄@上野アメ横! 恐らく20年ぶりの訪問だ。 神保町キッチン南海の流れをくむ洋食の名店である。 座席数6席ほどの小さなお店だ。 実は上野は洋食屋さんが多い。 文久3年に長崎で在日外国人相手にはじまった「良林亭」がニッポンの洋食店のはじまりである。 その後、明治5年に築地精養軒が誕生し、上野に支店が出来て「上野精養軒」となった。 この「上野精養軒」が現存する日本最古の洋食店である。 「上野精養軒」の誕生により、界隈には「黒船亭」や「ぽん多本家」などの洋食の名店が林立するようになる。 大正になると神田に「須田町食堂」が誕生し、それまでよりも安価に提供され、一般市民にもカレーライスなどの洋食が拡がっていく。 この「須田町食堂」が後の上野の代名詞「じゅらく」の前身である。 幕末から明治に掛け、脱亜入欧を目指す日本は、イギリス海軍を手本に軍部を近代化した。 兵術だけでなく食事作法にも洋食を取り入れ、外国と接する機会の多い海軍軍人は、西洋のマナーや食事作法を身に付けるべし、という軍の方針もあった。 日本のカレーが本場インドのようなシャバシャバしたカレーではなく、シチューのような煮込みタイプになったのは、インドから直接仕入れたレシピではなく、イギリス海軍経由から得た英国風カレーのレシピだったからだと考えられている。 キッチン台栄のカレーもまさに、野菜やフルーツを煮込んだ洋食のカレーだ。 Cutletとして日本に入ってきたカツレツも次第に「とんかつ」と呼ばれ、茶碗飯に味噌汁をつけて「とんかつ定食」として、和食にまで迎合されてしまった。 普通一般的に新しいモノが入ってくると古いものが淘汰されるものだが、幕末から明治に生きた日本人はむやみにそんな事をせず、和と洋をうまく融合させた。 現代の日本人は古き日本人に、まだまだ学ぶべき事が沢山あるはずだ。

Akira Sugiharaさんの行ったお店

キッチン台栄の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

ジャンル
  • 洋食
  • 定食
  • カレー
  • 居酒屋
営業時間
定休日
予算
ランチ
~1000円
ディナー
~1000円
クレジットカード
不可

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                都営大江戸線 / 上野御徒町駅 徒歩3分(170m)
JR山手線 / 御徒町駅 徒歩3分(210m)
東京メトロ日比谷線 / 仲御徒町駅 徒歩4分(280m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

20席

カウンター
喫煙
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個室