【2024年10月訪問】 8ヶ月ぶりのモノリスさんへ。 この日は珍しく4人で訪問、メインは石井シェフお得意のパイ包みを提案されたけど、パンタードも美味しそうだったので差し替えずに秋メニューをオーダー。 ---------- アミューズ 馬肉/キャビア モノリスエッグ カリフラワー/ズワイガニ/ウニ 秋刀魚/茄子/柿 穴子/フォアグラ/アサリ/もち麦/山椒 キジハタ/天然舞茸/ゴボウ/トリュフ パンタード/茸/トリュフ 里芋/カカオ 巨峰/フロマージュブラン ---------- 最初のアミューズは定番のカレーとクミン香る竹炭と人参のマカロン、ポルト酒ジュレの甘味がアクセントの蕪スープ、旨味が凝縮された玉葱にいくらで塩味を追加したオニオンタルト、特にオニオンタルトはディル香に海老のねっとり甘味も感じてアミューズとは思えないほど手数が多くクオリティが高い。 続く馬肉タルタルはブリオッシュからはみ出るボリュームでキャビアもたっぷり、大きく口を開けて何とか一口で頂くとブリオッシュのバター香をタルタルのヴィネガー酸味で中和しつつ、馬肉の旨味とキャビアの塩味を感じて味覚の調和がとれた一品。 モノリスエッグも定番のスペシャリテ、ハニーな酸味にベーコンの力強さで毎回食べても美味しいし、Champagneとの相性も抜群。 カリフラワーのスープはカクテル仕立、ズワイガニと海胆の甘味に柚子と穂紫蘇の香りは日本人なら抗いようがない美味さ。 秋刀魚は薫製にして茄子のソテーと共に冷製テリーヌ。 バジルとにんにくソースのピストゥーで南仏感を演出しつつ大葉香が和を主張、たっぷりの脂は薫製香とヴィネガーの酸香で切って重すぎない仕上がり、前菜の中では出色。 穴子はマディラ酒を塗って蒲焼きのような仕立、アサリの弾力や粒山椒の爽快感が和な印象ながらぷりっとポワレしたフォアグラできちんとフレンチしてる。 ポワソンはむちっとマッチョな弾力のキジハタ、牛蒡ピュレの土香が舞茸やトリュフ香と魚の繋ぎ役で皿内の一体感が秀逸、地味な色味だけど口内は秋で満たされている。 ヴィアンドはパンタードの胸肉、茸出汁のエスプーマとぺリグーソースにたっぷりの刻みトリュフ。 刻むことでサーブ時からトリュフ香がむんむん、ぺリグーソースのマディラ酒な甘味も胸肉と相性良いし、ジロールやトランペットな茸もあって秋のフレンチの醍醐味が凝縮された一皿で恍惚な表情を浮かべながら完食。 アヴァンデセールは珍しい里芋のアイス、ピュレとチップを里芋と里芋尽くし。 アイスは里芋らしいねっとりテクスチャーで実に個性的、土に見立てたカカオの苦味のアクセントも映えるし、チープな例えで申し訳ないけど高級オレオな印象(笑) グランデセールはフロマージュブランのクレームダンジュに巨峰ソルベとレメンゲ。 フワッと軽いクレームダンジュにミルキーなソルベが好相性でミントで爽快感を追加、ここでも穂紫蘇の和な香りが登場。 プティフールはプラムのゼリー、きな粉のメレンゲ、フランボワーズのアイスの3品で〆 やはり秋のフレンチは満足度が段違い、早くも2025年の秋冬が待ち遠しいけど、春夏にも再訪しなきゃな。 #フレンチ #渋谷
口コミ(93)
オススメ度:92%
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表参道にあるフランス料理屋さん。 ランチで訪問、あまりひろくないが雰囲気ある店内です。中々凝った料理が続きます。どれも美味しいです。
人気のモノリスさんでランチをいただきました! どの料理も見た目も味もとっても繊細(^^) メインの仔羊は、ナイフがスッと入る柔らかさに、ラム肉の持つ独特な風味にソースとスパイスがいい感じに調和していて美味しかったですね! それぞれの料理に夏が感じられるのも良かった。ガスパチョにはスイカが入っていたり、旬の穴子や夏野菜もたくさん使われていたり。 一品一品、ゆっくり丁寧に出していただけるので、ゆったりと味わいながらいただけるのもポイント高いです。 また訪れたいお店が増えました! #フレンチ #落ち着いた雰囲気でゆったりできる #年代ものワインあります #誕生日のお祝いに
【2024年2月訪問】 すっかりご無沙汰になってしまい1年ぶりの再訪。 その間に★獲得したり対外的評価が急上昇して昔から通ってたファンとしては嬉しいかぎり、おまかせで予約したコースは以下。 ---------- アミューズ フォアグラ/トリュフ モノリスエッグ 鰆/金柑/カラスミ ホワイトアスパラガス/オマールブルー/オレンジ 白子/菊芋/百合根 平目/ピスタチオ 仔牛フィレ肉/フォアグラ パイ包み焼き モノリスクレープ/トリュフ 苺/オレンジ/マスカルポーネ ---------- アミューズ3品は中央にカリフラワームースとコンソメジュレと王道なフレンチにいくら・蟹・金柑で和な印象、いくらは出した主体の味付けでコンソメに寄り添う。 豚リエットはねっとり滑らかなテクスチャー、コルニッションの酸味で脂を中和。 定番のマカロンは甘い人参ムースにクミンで香り付け。 続いてはブリオッシュにフォアグラテリーヌと黒トリュフで実にフレンチらしい一品、フォアグラの肝香とトリュフ香のマリアージュったらない。 スペシャリテのモノリスエッグはシェリーヴィネガーの酸に蜂蜜の甘味、ブリオッシュにたっぷりディップするとバター香を纏って至福。 最初のオードブルはビーツ・金柑・ディル・エディブルフラワーで見目麗しいドレッセ、鰆は薫香を纏って皮パリッと身はレアでむちっと弾力あり、ハーブ香や金柑の甘味、自家製カラスミの艶やかな塩味で味も伴っており、映え目的のチンケな料理とは格が違う。 続いては走りのホワイトアスパラガスにオマールを乗せてオレンジと卵黄のソースマルテーズをたっぷりと、ピンクペッパーの辛味のアクセントも。 白子のムニエルにたっぷりの黒トリュフは反則的な相性、クリーミーなトピナンブールにシャンピニオンのくにっと食感と旨味のアクセント。 平目はピスタチオをナッペしてソースアルベールと共に、フォンドヴォーも加えて重みあるソースにシェリーヴィネガーのリッチな酸味が寄り添いこの日の出色、1年ほど前に頂いた時も感動するほど美味だったけど、今回も同じく美味すぎて食べながら泣いた。 ヴィアンドは久々のパイ包み、隙間が一切無くロゼ色の仔牛とレアなフォアグラでパーフェクトなキュイッソン、シルキーで柔肌な仔牛にパイのバター香、トリュフ香にコーヒーやキャラメルのニュアンスとフォンドヴォーの重みを感じるソースペリグーで実にフレンチらしいヴィアンド、通常は2人でパイ1台をシェアだがまさかのダブル盛りで大大大感謝、別皿の根菜主体のガルニチュールも漏れなく美味。 モノリスエッグはこの時期限定の黒トリュフあり、塩・バター・メープルシロップに黒トリュフ香で実にリッチ。 パフェは4層仕立、苺やオレンジの果実な甘味にマスカルポーネの軽やかな酸味と濃厚なバニラアイス。 ミニャルディーズはレモンのマカロン、ピスタチオとショコラのカヌレ、晩白柚の砂糖菓子。 #フレンチ #渋谷
すっかり間が空いてしまったけど2月のモノリスは定期訪問を再開してから初の満席と人気のほどが窺えますね。 この日の内容は以下。 ---------- アミューズ アオリイカ/カラスミ モノリスエッグ 馬肉 黒瀬鰤/藁/赤キャベツ ホワイトアスパラガス/オレンジ 新玉ネギ/フォワグラ/トリュフ 平目/キャビア 仔牛/モリーユ茸/オマールブルー モノリスクレープ/トリュフ 苺/オレンジ/ヨーグルト ---------- アミューズは定番の人参マカロン・シナモン香と栗を感じる温製スープ・しっとりきめ細やかで牛蒡がとコルニッションがアクセントの豚肉リエット。 続くアミューズはねっとり甘い障泥烏賊にカラスミの艶やかな食感と香りが合わさる完全に和な方向性ながら、レモンの酸味・エシャロットのシャキシャキ・薄いフイユタージュのパリパリでフレンチとしての一品に仕上がる。 定番のモノリスエッグ、最初の頃は殻を割ったりしてたけど、今ではすっかり食べ方が上手くなりました(笑) 前菜は骨髄の中に馬肉のタルタルを入れ、サラダと黒トリュフで蓋。 タルタルは蕩けるテクスチャーで癖は穏やか、マヨネーズっぽい酸味と脂質にエシャロットとディルでフレンチしてますね、自然なトリュフ香も心地よい。 鰤は味も香りも藁のスモーキーなアタックでにんにくのアクセント、オレンジマリネの赤キャベツがバルサミコと、ピストゥーがハーブと繋ぎ役。 走りのホワイトアスパラガスはオランデーズにオレンジを加えたソースマルテーズ、オレンジの甘味で走りのほろ苦味をマスクする印象で、食べ慣れたポシェったホワイトアスパラにオランデーズとは異なる印象で斬新。 皮ごと1.5時間ローストした新玉葱にぺリグーソース、上には3cmほどのフォアグラポワレとスライスした黒トリュフ。 トリュフとぺリグーの香りがやばすぎですね、フォアグラは甘い果実の合わせるのが王道だけど、同じく糖度の高い新玉葱も抜群の相性を見せて前菜の中では本日のハイライト。 鮃はポーピエットで、下にちりめんキャベツを敷いてシャンパーニュソースと共に。 ソースはフュメドポワソンとシャンパーニュの酸味、キャビアの塩気にリッチなバター香も合わさり恐ろしくエレガントな仕上がりで本日の出色、鮃もほろりと蕩けるテクスチャーで見事な仕上がり。 仔牛はブルターニュ地方のキャレでマデラソースと共に。 きめ細かく幼い味わいの仔牛にバター香とキャラメルっぽいマデラで重さを付与、オマールで甘味を感じてほくほくのプティポワ・山菜・芽キャベツで春を演出。 定番のモノリスクレープは季節限定のオンザ黒トリュフ、一摘みの塩があると無いとでは印象がガラリと変わる必須の一手間。 デセールは苺のカクテル仕立、オレンジジュレ・ヨーグルトムース・苺スープ ・自家製バニラアイス・オレンジピール・チュイル・ミントとパーツ多数。 苺は香り強く酸味は程々で甘味あり、チュイルはクッキーな食感を追加してアイスはソルベみたいにちょいシャリでミルク感が濃く、ヨーグルトの乳酸とオレンジ柑橘の異なる酸味にミントで清涼感、パーツは多いものの一体感ある完成度の高いデセール。 ミニャルディーズは苺カヌレ・抹茶のパウンドケーキ・胡桃のホワイトチョコレート。 #フレンチ #渋谷 #青山