"オーストラリア"で人気の"タイ"料理店と少々ややこしい(?)東京・恵比寿の『ロングレイン』を訪れてみた

2017/09/05 中森 りほ(nakariho)

オーストラリアでタイ料理が大ブーム。そして、その人気店が東京・恵比寿にやってきたらしい…。

オーストラリアなの? タイなの? どうしてなの? なんだかちょっとややこしい…。でも、近年日本でも人気急上昇中のタイ料理。そんなタイ料理ブームにますます拍車がかかるかも!

そんな風に思いながらそのモダン・タイ・レストラン「Longrain (ロングレイン)」にお邪魔することに。オーストラリア人オーナーとシェフにお話を伺いながら、お店や料理の魅力、オーストラリアで人気の秘密などをご紹介していきます。 

東京の絶景を一望できる、シックでおしゃれなモダン・タイ・レストラン

今回「Longrain」日本初上陸の地となったのは、流行の発信地・恵比寿にある恵比寿ガーデンプレイスタワー。

39階と高層階に位置するため、大きな窓からは東京タワーやレインボーブリッジをはじめとした東京の絶景を一望することができます。おお、これは素敵です!

内装や外装はシックながらもモダンな雰囲気のインテリア。シドニーでも使用されている壁面のモニュメントや自然を意識したライトなど、随所にこだわりが感じられます。

店内には友人やカップル、ご家族で利用できるテーブル席やソファ席だけでなく、一人飲みにも最適なカウンターバーや6~8人で利用できる個室が2部屋あり、全部で160席完備。ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで利用できるのも魅力です。

THE APOLLOのオーナー&ソムリエが手がける注目店。4つの味覚を効かせたアロマティック&鮮やかなモダンタイ料理



「Longrain」のオーナーは2016年銀座にオープンしたギリシャ料理店「The APOLLO」のオーナー&ソムリエでもあるサム・クリスティ氏。

「10代後半にタイにバックパック旅行をして、そこで初めてタイ料理を味わいました。チリの辛さやパンチの効いた香りがとても印象深く、この体験がタイ料理店を始めたきっかけとも言えます」と自身の体験をきっかけに「Longrain」を立ち上げたと語っています。

「Longrain」エグゼクティブシェフは、オーストラリア・イギリス・日本の「bills」にてシェフ&クリエイティブディレクターとして活躍し、「bills」が日本に上陸する際にも、オペレーションとメンター(指導)を担当したグリフ・パメント氏。
「発酵した食材を使ったりお米を一緒に食べるなど、タイ料理と日本料理には類似点があります。その一方、フレッシュなハーブやスパイスを大量に使うタイ料理は、日本料理にはない魅力があります」とコメント。

タイ料理にインスパイアされたオーストラリアスタイルの料理でありながらも、今回日本初上陸に伴い、日本の食材をなるべく使用したメニュー開発を心がけたそう。

そんな「Longrain (ロングレイン)」の料理は、“spicy(辛さ)、sweet(甘み)、sour(酸味)、salty(塩気)”の4つの味覚を効かせながら、アロマティックなスパイスで香りづけした、鮮やかな色合いが大きな特徴。

こちらの「“エッグネット”ビーンススプラウトサラダ」は1999年シドニーで創業した時から存在する、同店の代表的なメニュー。ポーク、エビ、ビーンススプラウトの上に、蜘蛛の巣に見立てた卵をのせたヘルシーなサラダで、赤、黄色、緑、茶色などカラフルな色合いとインパクトのある見た目が印象的です。

同店シェフのグリフ・パメント氏によると、こちらのメニューはタイの宮廷料理を参考にしたと言います。お口直しとして一緒に提供される「レリッシュ」という日本の浅漬けのような副菜と合わせて食べることで、味の変化を楽しめます。

こちらの「海老のベテルリーフ」と「フレッシュシトラスとココナッツのベテルリーフ」もオーストラリアでも人気が高い、同店のシグネチャーメニュー。

ベテルリーフという緑色のキンマの葉は、口内の浄化や腸の運動を促す作用があると言われ、東南アジアでは「噛む嗜好品」として親しまれている食材。そんなベテルリーフの上に、海老やピーナッツソース、スイカやミントをのせた「海老のベテルリーフ」は、酸味とアロマティックな香りが効いた前菜にぴったりのメニューです。

また、今回のメニュー開発で日本の食材を使用することにもこだわったということもあり、「フレッシュシトラスとココナッツのベテルリーフ」には青リンゴも使用。甘酸っぱい酸味にココナッツの南国感が加わり、湿っぽい暑さも吹き飛ばしてくれる爽やかな味わいです。

「海老のグリーンカレー」は、「Longrain」のこだわりが詰まった逸品。フレッシュな食材を使用しながら、カレーペーストも生スパイスにたっぷりのハーブを使ったホームメイドスタイルという「Longrain」ならではのこだわりを貫き、タイ料理の味を活かしながらも見た目の鮮やかさにも注力しています。

味わいも、スパイスによる辛みとココナッツミルクのまろやかさがありながらも、チキンブイヨンを加えていることで奥深いコクを演出しており、日本人でも親しみやすい、ごはんが進む美味しさです。

ワイン王国オーストラリアだからこそ!タイ料理×ワインのペアリングにも注目

ワイン大国オーストラリアでは、タイ料理に合わせるドリンクも“ワイン”というのが当たり前。中でも同店イチオシのワインは、ドライでありながら果実を感じさせる「ミュラー・トゥルガウ」という「オレンジワイン」。

スパイシーな料理からコリアンダーの風味が強い料理に至るまで、エスニックには万能と言える相性の良さです。

また、南国のフレッシュなフルーツを使用したオリジナルカクテルも人気のドリンクメニュー。

「Ping Pong」は、水のようにまろやかでクセの少ないウォッカと、パッションフルーツとライチで作ったフレッシュなカクテルで、スパイシーな料理はもちろん、酸味のある料理も引き立ててくれます。

デザートも彩り鮮やかなプレートで提供。「リップルアイスクリーム ココナッツ&ラズベリー オートビスケット フィグ」は、ココナッツとラズベリーのアイスに、イチジクとラズベリーの爽やかな酸味を添えた逸品。フランボワーズやラズベリーの甘酸っぱさに、クラッシュされたビスケットが食感のアクセントとなり、ココナッツの香りが南国リゾートを彷彿とさせる大人な味わいのデザートです。

オーストラリアでなぜタイ料理が人気なの?

そこで最初の疑問を尋ねてみました。「なぜオーストラリアでタイ料理が人気なの?」

オーストラリアでは1980年ごろよりタイ人の移住者が増えはじめたこと、また東南アジアへ旅行するオーストラリア人が多かったことから、じわじわとタイ料理店が増えていったといいます。その結果、現在シドニーやメルボルンなどオーストラリアの都市では、タイ料理店がコンビニと同じくらい多くあるのだそう。

また、友人や家族でワイワイ食事をとることが大好きなオーストラリア人にとって、アジアのシェアスタイルの食事が親しみやすかったというのも、タイ料理が人気を集めている理由の一つだと言います。

元々多種多様な人種が暮らすオーストラリアでは、「タイ料理×ワイン×オーストラリア」というように、異文化がまじりあいながら洗練されていくようで、「Longrain」はその最たる例。

おしゃれな音楽が流れる、洗練された雰囲気の店内で、フレッシュな食材を使い、ホームメイドにこだわったクオリティの高い料理やドリンクを心地よいサービスで提供する――オーストラリア人の間では“「Longrain」に行った”ということが一つのステイタスになっているほど人気を集めています。

日本でもスタイリッシュなタイ料理が人気を集めつつある昨今。ワイン片手にオーストラリアスタイルのモダン・タイ料理で気の置けない人たちとゆったりとした時間を楽しむ、というのが今後のトレンドとなりそうです。

Longrain (ロングレイン)

住所: 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー39階
営業時間 :<月-金> 11:00-16:00 (L.O.15:00)/ 17:30-23:00(L.O.22:30)  <土日、祝> 11:30--23:00(L.O.22:30) 

Longrain 恵比寿(東京都)タイ料理  

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