連れの「フォアグラと10遍唱えれば願いが叶う攻撃」に負け、今夜はフォアグラ食わせろミッションが下されたのが当日の午後一。金曜の夜だしぃ。フレンチ不毛地帯の池袋にそんな気の利いた店無いしぃ。ハナから超無理ゲーであったが、ダメ元電話の末、奇跡的にワンテーブル予約が取れた。
西武・東武沿線の皆様は「池袋に出れば何とかなる」という呪文を日々心の支えにしているフシがあるが、実際はそんな甘いものではないことを僕は知っている。予約は取れたものの満足の行くミッション遂行はまぁ無理だなと半分諦めの気持ちでお店へ向かった。
【写真1】え?ここ池袋ですよね?西口の雑多な飲食街、蒙古タンメン中本の隣に(笑)こんな可愛らしい店構えが。
【写真2】まずはアミューズ。スパークリングとエビスで乾杯。
【写真3】左から白子、アスパラ、サーモン&イクラ。
【写真4】お大根に腰掛けたフォアグラ様のお出まし。「皆のもの頭が高い!」甘めのマデラソースで。
【写真5】こんがりメバルと芽キャベツをマッシュルームソースで。
【写真6】濃厚な肉味ふんだんの牛フィレのロースト。プチポテトグラタンのせで。
【写真7】カマンベールと青かびのフロムダンベールの二種チーズ、甘いラスクにのせて。
【写真8】ホットアップルとバニラアイスのデザート。洋梨のソースで。
【写真9】珈琲と紅茶と共に供されるチョコとフローズンキャラメル。溶け際の美味しい裏切りにやられました。
当地で業歴30年以上。満席で20名の客をご夫婦?お二人だけで接客と調理するのは大変なことだと想像する。それでも過度に待たせること無く、各組ときちんと会話し、満足度の高い二時間を提供してくれた。肝心の料理も至ってオーソドックスながら塩気・甘味のバランス絶妙。良くある「10点5点8点3点9点平均7点でした」のお店とは違い、全てが7点以上をキープと言う感じがした。なので写真ごとに「旨い」の言葉は記さなかった。これだけのコースで5,500円。都心や城南地区ではちょっとあり得ないことだと思います。
というわけでごめんなさい「池袋に出れば何とかなりました」(^_^)v
#池袋に出れば何とかなる