長年念願だった訪問がかないました。 うっとりするほど美味しいお蕎麦と居心地の良い空間。 国分寺のきぬたやさんに、年越しそばを頂きに予約をさせていただきました。 何年も前から気になっていましたが、予約必須で昼のみ営業ということでなかなか行く機会がとれなかったのですが、ようやく行くことができました。 皆さんの投稿から格式高さを感じていて、なんとなく勝手に気難しい店主さんなのかな?とドキドキしていたのですが、お電話口からとても柔和で、優しく対応頂きました。 当日遅刻してしまったのですがむしろ気遣うお言葉もいただき暖かいです。 店内は、カウンター、2名席、4名席の落ち着いた空間。 基本的に1日2組までの予約しか受けていないそうなのですが、この日は私達以外に常連さんが2組いらしていて、新参者なのに3組目で受け入れて頂いて、有難い限り。 ■せいろそば 2000円 を頂きました。 お蕎麦は全部で4種出てきました。 産地をメモするのを忘れてしまったのですが汗、もう一口頂いた瞬間から …うっとり。 恍惚の美味しさです。 会話も弾まないくらい夢中になり、次から次へとタイミングよく供されるお蕎麦に没頭しました。 素晴らしい薫り、コシ、瑞々しさ。 私お蕎麦は地元のへぎそばしか知らなくて、ちゃんとしたお蕎麦屋さんってあまり行ったことがないのですが、温泉地とかでお蕎麦を頂いてもいつもうーん。。へぎそばのが美味しいかなぁ…で終わってました。 しかし、こんなに美味しいお蕎麦があるんだと感動しました。 食べ終わった後、ご主人のお話をたくさん聴かせて頂いて、海外からもお客様がひっきりなしに来るくらいの評判なのに、とても謙虚で魅力的なご主人でした。 ぜひまた伺わせて頂きたいです。 ごちそうさまでした。
口コミ(13)
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完全予約制!なんとか予約出来ました。今日の蕎麦は横田、対馬、大分豊後高田の三種。まずは横田から、なんて繊細な優しいお蕎麦!次に対馬。三枚目が豊後高田。おまけで豊後高田の平打ち麺と、釜揚げ麺!どれも優しい麺でした。#きぬたや #蕎麦 #そば #手打 #24 #メッシュ #挽ぐるみ #日本酒にこだわり #お昼 #ごはん #ゆったり寛げる #ランチ #地元の名店 #隠れた名店 #美味しい #お鷹の道 #東京 #国分寺 #三丁目
国分寺きぬたやに初訪問。 本日の産地は福井、奥出雲、唐津、会津でした。 それぞれ香りが違いますが塩で食べると益々美味しくなります。日本酒は3種類呑んで満足しました。
久し振りに、きぬたやさんに伺うことができました。お野菜の天ぷら、4種類のお蕎麦。写真のマークが付いているお蕎麦です。至福のひとときでした。
少しざらついた舌触り、 じわっとひろがるほんのりとした甘みと、 鼻に抜けるおだやかな香りをしばし楽しんだ後、 おもむろに歯を立てる。 力強く押し返してくる心地よい噛みごこち、 期待に膨らみ興奮し、噛む前から溢れていた唾液と混じりあい、堰を切ったように甘みと旨みが舌先から舌の腹と脇を駆け抜けてゆく。 嗚呼、これなのだ、 私が欲していたものは。 時は、平成30年7月28日土曜日 開店5分前にお店に入り、久方ぶりにお逢いする店主さんにご挨拶を申し上げる。 現在、まごう事なき日本一ストイックな蕎麦打ち職人 山中昭敏さん御年65歳の打つ、真心と魂のこもった蕎麦をいただきに馳せ参じ候。 旬からは、一番離れているであろうこの時期に、 これほどまでに、瑞々しい潤いをたたえた蕎麦を味わえるなんて、こんな至福がこの世にあるだろうか。 確かに、旬の鮮緑な香りはしないまでも、仕入れ後、一滴もこぼさないように細心の注意を払い管理している蕎麦の実の、生命力とその風味を、こんなにも丁寧に客に届けられる高い技術が、他所にあるだろうか。 業者さんに丁寧にメンテナンスして貰っているという5つの手挽き石臼や電動石臼を、その日の気温や湿度、来るお客様をイメージしながら使い分け、速度を調整しつつ蕎麦の実を挽いているという。 また、挽いた粉の振るい方、水の質、量、混ぜ方、 打ち方、そして茹で方にまでこだわり、 最後まで気を抜かず続けられる強靭な精神力は、 最高のものをお客様に提供したいという矜持と、 亡くされた奥様と育んだ大きな愛が原動力である。 そこまでしてこしらえてくださっているという感動も相まって、美味という快楽が、尾骨から脊椎を這い上がり、脳髄にしびれをもたらす。 やはり、食は、性と同じ次元で、こころと身体にダイレクトに響く快楽をもたらす行為であると確信。 いや、生きる、という事そのものだろう。 日本一の蕎麦は、世界一の蕎麦と言っても過言ではない。 その桃源郷の甘露の如き味わいは、是非ご自身で確かめてもらいたい。 少し気に留めておいていただきたい点として、最高の状態の蕎麦を提供したいというその思いで、日々営業されているので、そのための入念な準備をするために、前日までの電話予約が必須。また、お客様の言動や雰囲気も大変重視される方なので、予約時に、TV・雑誌で見ました的なチャラい発言は絶対禁句。 そして、本物の求道者であらせられるので、知ったかぶりや上から目線的な発言、お金で頬を撫でる発言も出禁もの、という事をこころしておいて欲しい。 蕎麦をふるいにかけるのが得意な山中さん。 次々と訪れるお客様もふるいにかけ過ぎてしまい、その日のお客様がゼロになる日もあるとかないとか。 でも、その狭きふるいをくぐりぬけた暁には、世界一の蕎麦と、おすぎとピーコのようなやさしい笑顔、その波乱万丈な人生のドラマのお話を堪能出来る事間違いなしでございます(^^)