奥多摩の山間にある住宅街の一角。かの飯田商店の一番弟子の方が営むお店です。オープン前から話題騒然で、日々開店前に配られるファストパス(整理券)の争奪戦が繰り広げられています。 週末は駐車場が早く埋まるため、通常のファストパス配布開始時刻である7時よりも前に配られるとのこと。極度の心配症な私は夜明け前の4:30にお店に到着。もっと並んでいるかと思いきや、二番目のポジションにつくことができました。ちょっと拍子抜け。 軒先で待っていると5時過ぎにご主人が到着されてご挨拶。仕込みに入られます。その後次第に列が伸びていき6時頃には14、5人の待ちに。すると入り口が開きファストパスを早めに配布開始する旨アナウンスされました。ファストパスは1杯につき1枚、1人5枚まで受け取ることができます。ファーストロットの10:50の回、5枚のファストパスをゲットです。 車の中でお店を紹介するブログやYoutubeでしっかり予習。5時間ほど時間を潰してからの再来店です。注文は前もって決めていた『わんたん入り塩らぁ麺』。グラデーションに染め上げられた品のいい紺の暖簾を潜ります。 店内は土のテイストを感じるナチュラルで温かみのある造作。いたるところに置かれた麦をモチーフにした小物が麺へのこだわりを滲ませています。スタッフの方は厨房に6名、ホールに1名という陣容。ご主人はほどよい緊張感の中、キビキビと無駄のない所作で一杯ずつ丁寧に仕上げていきます。 ほどなくして着丼。その美しいルックスに一瞬で心を射抜かれます。立ち上るクリアな鶏油の香り。スープをひと口含めばピュアな鶏の旨味が染み渡っていきます。しっかり茹で上げられた自家製の細ストレート麺は極々滑らか。まるでスープと一体になったかのようにしっかり馴染みます。 脇を固めるトッピングも個性派揃い。中央に鎮座するのは黒さつま鶏。皮付き肉のコンフィに揚げネギが添えられコクと香ばしさが相まった一品となっています。しっとりした豚チャーシューの下にはホクっと炊かれた蕪が隠れ、ふわもっちりな皮に包まれた海老は弾けるようなぷりっぷり加減。一杯の構成要素の数の多さにただただ圧倒されます。 スープの半分は鶏油がかかり、もう半分は細かな背脂を浮かして二通りの味わいを楽しめるようにするなど、繊細で丁寧な仕上げ。ホールの店員さんたちもホスピタリティに溢れ心地よく美味しいラーメンを心ゆくまで楽しめます。 お店に到着してからラーメンをいただくまで都合7時間。その待ち時間の長さも一瞬で吹き飛ぶ美味しさです。およそ新店とは思えない風格は見事の一言。帰宅後はお土産の『香り豚の肩ロース焼豚』で奥多摩のお酒、澤乃井を。どっしりと力強い旨味のチャーシューで長い一日の余韻に浸ります。 つけ麺が登場したらまた早起きしよう。 ごちそうさまでした! ラーメン
Katsuhira Takanoさんの行ったお店
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麺屋 海神
新宿三丁目駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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欧風カレー ボンディ 神保町本店
神保町駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円
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うどん 慎
新宿駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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うどん 丸香
神保町駅 / 讃岐うどん
- ~1000円
- ~1000円
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カフェ アリヤ
新宿三丁目駅 / カフェ
- ~1000円
- ~1000円
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六厘舎 東京ラーメンストリート
東京駅 / つけ麺
- ~1000円
- ~1000円
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新福菜館 本店
京都駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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つけ麺 五ノ神製作所
新宿三丁目駅 / つけ麺
- ~1000円
- ~1000円
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肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
- ~1000円
- ~2000円
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支那麺 はしご 本店
銀座駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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開楽 本店
池袋駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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らぁめん 満来
新宿駅 / ラーメン
- ~2000円
- ~2000円
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牛かつ もと村 渋谷店
渋谷駅 / 牛料理
- ~2000円
- ~2000円
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銀座 佐藤養助
銀座駅 / うどん
- ~2000円
- ~2000円
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むぎとオリーブ 銀座店
銀座駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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丸鶏 るいすけ
西新宿駅 / 焼き鳥
- 営業時間外
- ~4000円
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神田まつや
淡路町駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~2000円
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4番サード魚真
神泉駅 / 魚介・海鮮料理
- 営業時間外
- ~5000円
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ジャッキー ステーキハウス
旭橋駅 / ステーキ
- ~3000円
- ~3000円
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鳥茂
新宿駅 / 串焼き
- 営業時間外
- ~8000円