更新日:2023年07月29日
厳選された旬の食材に、高い技術と深い知識を持った職人技が光る!
【合言葉はヨロシク! 稲城の古びた集合住宅下の名寿司店 】 Il sushi di Yoroshiku è una gioia! 調布から多摩川を渡り、川崎街道を聖蹟桜ヶ丘方面に進む途中に廃墟かと思われる集合住宅が有ります。 多分、人は住んでいないのでは?その建物の1階、路面で気をはいているのが東京西の名店、ヨロシク寿司。 この世界では知る人ぞ知る大将の目黒さん。 都心で修業を積み、独り立ちする際に固定費の低い多摩川から西の場所を選んで開店。 良い素材で握る自身の寿司を普通の人でも食べられる様にと考えての事。 もう7年も前に®️、我らの御大Dr.Ishigami に誘いをいただき妻と訪問したきり。 今回、Giordano さんからの提案をいただいてTakano さん、私達とで訪ねました。 先述した様に都心で十分以上に通じる腕を持った上で、一見、僻地、廃墟とも言える場所で本当に美味しい、素晴らしい寿司、魚介料理を振る舞っていらっしゃる。 7年前は、大将の腕に惚れ込んだ顧客が中心の店。 大将と同じ年齢層が多かったそうです。 それが今は、数々の口コミ、ネットでの広がりから若い層が遠方からも訪れる様になってきたそう。 色々な情報を持って食べに来るので、蘊蓄を述べながら食べる輩には、ぶつかる事もあるらしい。 私達は幸い?寿司や魚の尽きない話を楽しくさせていただきました。 最初に出されたのは小鉢。 海の魅力の詰まった、それこそ「海寶」と言うに相応しいもの。最初からやられました。 宝石の様な海ブドウの下に隠された東京湾の河豚の白子、アンキモ、東北の蝦蛄、トリガイ、タコ。瀬戸内で獲れなくなった蝦蛄。切り身ですが、十分な肉厚のあるもの。一つ一つの素晴らしさと小鉢の中の宝の世界に先制攻撃を受けた感じです。 肴として天然うなぎの白焼と蒲焼。 妻はなぜか昔からうなぎが苦手で、私も食す機会が減ったのですが、ヨロシクのうなぎは美味しくいただく事ができました。パリッとした食感。さっぱりとした口当たり。うなぎの旨みが素直に口に入ったみたい。素晴らしいうなぎでした。 寿司はモチロンどの寿司も素晴らしく美味しいものでした。綺麗に握られるシャリは、存在を感じさせないほど寿司と一体になっています。 いただいた寿司の中でもオホーツクの天然ホタテは、素材だけではなく目黒さんが手塩、包丁を加えた逸品。 上品な甘さ。正に垂涎。 昔食べた押し寿司の思い出から、大阪の寿司事情まで。関西では、もう江戸前寿司ばかりになってしまって、ちゃんとした押し寿司を出す店は少なくなったとか。 鯖、鯵、鱒、蟹。蟹味噌を敷き詰めた押し寿司は初めて食べた、何とも言えない美味しさでした。 厳選された日本酒も堪能して、仲間との楽しい会話。 それを拾ってくれ、寿司にまつわる話を広げてくれた大将、目黒さん。多分、お母さんだと思いますが、7年前と全く変わらないお姿。 車で前を通る度に、いつまで出来るのか不安になる環境のヨロシク寿司。 また、伺いたいと思います。 その時はまた、ヨロシク! ご馳走さまでした。 #稲城グルメ #ヨロシク! #全国寿司商生活衛生同業組合連合会会長 #多摩川以西会 #ますのすけ
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