そば㐂り 日曜庵

そばきり にちようあん

予算
営業時間外
~2000円
最寄駅
京成金町線 / 柴又駅 徒歩6分(430m)
ジャンル
そば(蕎麦)
定休日
毎週月曜日 毎週火曜日 毎週水曜日 毎週木曜日
03-5668-0084

店の名前の通りに、日曜日しか営業していない本格的日本蕎麦のお店が、葛飾柴又帝釈天様の近くにある。 盆の上の木箱に入って運ばれてくるのは、蕎麦の香りを逃がさない工夫だろうと思うと、店主の熱意や愛情というものが深く胸に迫るのである。その木箱の蓋を開けて中の蕎麦に眼を近づけると、極細に切ってある。少なくとも私にとって生まれてこのかた、見たことのない細さである。細く、そして精密機械のように均等に切る腕はただ者ではない。そしてその細い麺を切らずに茹でて、水に晒して、木箱に盛るには、蕎麦の貯蔵、製粉、水分、打ち方などなど素人には判らないが卓越した技術と、そこに至るまでの膨大な試行錯誤があった筈で、そのことに思いを馳せると頭が下がる。 蕎麦猪口、蕎麦徳利も色、形、模様が吟味されていて、特に三本足の蕎麦徳利は古代中国の鼎を思い出させる造形であった。モノはウツワで喰わせるというが、目の前が単調になりがちな日本蕎麦の卓上で、面白い構えの蕎麦徳利が眼を楽しませてくれる。 そして、蕎麦を手繰り終えた頃合いを計って、出てきた蕎麦湯の容器と蕎麦湯の濃さにまたまた息を吸い込んだ。木製の杓文字のデザインにも驚いた。ねっとりとしたあの蕎麦湯だけでご婦人などは満腹になるに違いない。それだけの量があるのである。蕎麦猪口に残った蕎麦つゆの上に、蕎麦湯を注ぎ入れ音を立てて吸い込む。粘度の高い液体が、口、喉、食道を通じて胃の腑に落ちていくのを感じた。それだけのずっしり感があった。 蕎麦に限らず店の中のどれもこれも、この店のオーナーが隅々まで心を砕いて精を凝らして作り上げた賜物であると感じ入った。 ただし、蕎麦の店であるのにその外観、内装がサンタフェ風なのはどうしてなのか、尋ねてみたかった。 もうひとつ、薬味の長葱の切り方がよくある輪切りではなく、白髪葱であって香りが飛んでいる、もしくは飛ばしてある。これは長葱の食感は受け入れるが、葱の香りや辛味が蕎麦の味を邪魔すると考えての上の工夫なのだろうか。これも訊きたかった。

Hitoshi Tanakaさんの行ったお店

そば㐂り 日曜庵の店舗情報

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予約・問い合わせ 03-5668-0084
ジャンル
  • そば(蕎麦)
営業時間
定休日
予算
ランチ
~2000円
ディナー
営業時間外
クレジットカード
不可

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                京成金町線 / 柴又駅 徒歩6分(430m)
北総鉄道 / 新柴又駅 徒歩12分(890m)
京成金町線 / 京成金町駅 徒歩18分(1.4km)                        

                        

座席 修正依頼

席数

20席

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
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個室

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03-5668-0084