
大むら@勝どき!
なんの変哲もない普通の町蕎麦。
本当になんの変哲もない。
本当に普通。
浅草で会った髭男爵のひぐち君ぐらい普通だ。
でもめっちゃくちゃ混んでて、地元の方々に愛されている。
なんと創業は明治42年との事。
明治42年(1909年)と言えば、
イタリアでマリネッティが未来派宣言をし、伊藤博文が暗殺され、淀川長治、小森のおばちゃま、松本清張が生まれた年である。
全く統一性がない年だった事が分かる。
冷やしたぬきそば@1,100円!
やや高い印象があるが、今となっては当たり前の価格設定であろうか。
綺麗に切り揃えられたキューリ、ガリ、錦糸卵ではなく玉子焼きが添えられる。
しっかりと量もあるのが良い。
近くのタワマンに住むオジサンが、家内も子どもも居ないからと、昼下がりのビールを飲む口実にふらりとサンダル履きでやってくるというようなお店のようだ。
2階からは子どもとママ友さん達の声が聞こえてくる。
今や東京の下町は、中央区のような歴史ある都心部に存在しているような気がする。