【チャーハンは有楽町へ】 やっぱりここの炒飯は最高だ。 こうしていても、口にしたときの味、 食感、香りがたちどころによみがえり、 いてもたってもいられくなる。 それほどに、ここのチャーハンは 魅力にあふれ、中毒性がたかい。 交通会館は土日、祝日休みのため 平日に休みをとるか、仕事の帰りしな 有楽町まで足を運ぶ必要がある。 これが足かせとなり、しょっちゅう 足をはこぶことは叶わないが、この日は 有給をとり、めざすは有楽町。 開店から少したった11時すぎ。 サラリーマンの列は5人とすくない。 いつものように闊達なおばちゃんが 中からでてきて、人数と注文をきく。 こちとら一人なので、前の3人さんには 悪いんだけど、ささっとカウンターの 空いた席にねじこんでもらえる。 注文は瓶ビールにミニチャーハンと 餃子のセット(900円) なんせこじんまりとした店なので、 カウンターは肩を寄せあい、ちょっと 体を斜めに半身になってちょうどいい。 さっそくビールを呑みながら餃子。 焼き目香ばしく、皮はもっちり、 餡の下味は、薄すぎず濃すぎずの 塩梅で、これは酢胡椒でいただく。 厨房から、ガコンガコンと中華鍋を 豪快に振る音が響き、おたまを逆手に もちかえ、鍋肌におしつける。 ころあいを見計らって宙にまわせて おたまにおさめ、これを皿に盛る。 こんもりともられたチャーハンの 艶やかなこと。 いそぎレンゲでよそい一口ほおりこむ。 (あぁ…これだよ、これこれ!) オイリーさ、塩加減、しっとりさ 香ばしさが完璧だ。 油まわりよく米一粒一粒がちゃんと 油でコーティングされ、しっとり。 塩加減もよく、味にしまりがあるし 鍋肌におしつけているせいか、口と 鼻にのこる香ばしさもまたいいんです。 具材はハム、ねぎ、たまごと潔く、 このチャーハンと合っている。 うまいしっとりチャーハンは油の余韻が いいというのか、歯切れいいというのか 口に残るんだけど、まとわりつくのとは ちがい、嫌な油くささがまったくない。 目をつぶり、ここを思い出すと あの油の風味が口にひろがる。 特別なもの、高価なものはつかわず 技術で食わせる、これぞ料理人。 かのメジャーリーガーが帰国の折に ここを貸し切るという。 さいきん見ることが少なくなったが 彼の美しい守備やバッティング姿を みると、細胞ひとつひとつにここの チャーハンが組み込まれていることを 想い、なんだか嬉しくなる。 しっとりチャーハン
Hirotaka Kawasakiさんの行ったお店
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YOU
東銀座駅 / 喫茶店
- ~2000円
- ~2000円
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うどん 慎
新宿駅 / うどん
- ~1000円
- ~1000円
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よろにく
表参道駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~20000円
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焼肉問屋 牛蔵
富士見台駅 / 焼肉
- 営業時間外
- ~5000円
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ナイルレストラン
東銀座駅 / インド料理
- ~2000円
- ~2000円
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鳥茂
新宿駅 / 串焼き
- 営業時間外
- ~8000円
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ブラザーズ 人形町本店
人形町駅 / ハンバーガー
- ~2000円
- ~2000円
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丸五
秋葉原駅 / とんかつ
- ~3000円
- ~3000円
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肉山
吉祥寺駅 / 焼肉
- ~8000円
- ~8000円
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龍朋
神楽坂駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~1000円
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グリルエフ
五反田駅 / 洋食
- ~2000円
- ~2000円
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浪花家総本店
麻布十番駅 / 甘味処
- ~1000円
- ~1000円
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キッチンABC 池袋東口店
池袋駅 / 洋食
- ~1000円
- ~1000円
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総本家 更科堀井 麻布十番本店
麻布十番駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~4000円
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鯛塩そば灯花
曙橋駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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餃子の店 おけ以
飯田橋駅 / 餃子
- ~2000円
- ~2000円
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あげづき
飯田橋駅 / とんかつ
- ~2000円
- ~2000円
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スタミナ苑
西新井大師西駅 / 焼肉
- ~1000円
- ~8000円
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麺屋 音
北千住駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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くぐつ草
吉祥寺駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円