大学時代の旧友と、<特選>【鯛めし御膳】ー湖月ーの9品を堪能した。松江の名店の銀座支店である。松江のお殿様のお好みであった上品なお味の「鯛めし」のコースを頂く。酢の物(もずく)から始まり、八寸、煮物、焼き物、お造り、天ぷらとオーソドックスな和食を楽しむ。銀座でこの値段、この料理なら大満足である。 以下、余談ながら: 不昧公(松平治郷:ハルサト)がお好みであったという「鯛茶めし」を供する店で、松江に本店があり、私はその本店の本館が建て替えられる前、与謝野晶子など文人墨客が古い木造建築の宍道湖を臨んだ同じ部屋でこの鯛めしを楽しんだ覚えがある。また、平成になってからも出雲大社に向かう旅の途中で、再び彼の地で鯛めしを愛でることができた。 奇しくも平成三十年は不昧公の没後二百周年ということなので、西暦1818年が幽明境を異にした年となる。当時は現在の形の醤油の勃興期であり、この殿様はおそらく小豆島などで生産されていたたまり醤油を召し上がっていたに違いなく、煎り酒や味噌や酢が主な調味料で、味醂の普及はこの殿様の晩年であった。くどいようだが、今の形の醤油が完成したのは明治中期である。 何を言いたいかというと、海の幸、山の幸を食べるのに殿様と言えども調味料は素朴なものしかなく、天然の素材の味をそのまま愛で楽しんでいたということである。この「鯛めし」の具材は鯛の身をほぐしたものと、ゆで卵の黄身と白身のそぼろ、海苔、山葵、葱だけである。 「なにも足さない、なにも引かない」というサントリーウイスキーの名文句があるが、まさしく素材の「良さ」だけで成り立つのがこの店の「鯛めし」である。
Hitoshi Tanakaさんの行ったお店
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Brooklyn Parlor SHINJUKU
新宿三丁目駅 / カフェ
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おにやんま
五反田駅 / うどん
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日本橋 天丼 金子半之助 日本橋本店
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すごい煮干ラーメン 凪 新宿ゴールデン…
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六厘舎 東京ラーメンストリート
東京駅 / つけ麺
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本家 第一旭 本店
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つけ麺 五ノ神製作所
新宿三丁目駅 / つけ麺
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肉の大山 上野店
上野駅 / 洋食
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Pizzeria e trattoria da ISA
中目黒駅 / イタリア料理
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GURGAON
銀座一丁目駅 / カレー
- ~2000円
- ~4000円
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アンティーカ ピッツェリア ダ ミケー…
恵比寿駅 / ピザ
- ~2000円
- ~4000円
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銀座 佐藤養助
銀座駅 / うどん
- ~2000円
- ~2000円
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丸鶏 るいすけ
西新宿駅 / 焼き鳥
- 営業時間外
- ~4000円
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黒毛和牛バーガー BLACOWS
恵比寿駅 / ハンバーガー
- ~3000円
- ~4000円
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山東 1号店
元町・中華街駅 / 中華料理
- ~2000円
- ~3000円
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あつた蓬莱軒 本店
熱田神宮伝馬町駅 / うなぎ
- ~4000円
- ~4000円
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ジャッキー ステーキハウス
旭橋駅 / ステーキ
- ~3000円
- ~3000円
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青島食堂 秋葉原店
秋葉原駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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カフェ アクイーユ恵比寿
恵比寿駅 / カフェ
- ~2000円
- ~3000円
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麗郷 渋谷店
渋谷駅 / 台湾料理
- ~2000円
- ~4000円