京料理 と村 京料理ではなく「狂料理」と比喩される日本料理店。 その理由は一口含めば氷解する。 噂に違わぬ銘店であることは疑いない。 曰く「素材の質が第一で、調理の腕なんか2割で良いんです」と話す戸村さん。 料理は仕入れから始まっている、と言うがこの極上の素材を引き出す素晴らしい料理。 個人的に感じたのは、各料理、最も美味しく感じる一歩手前、、いや、半歩手前で止めているような、そんな料理。 調理や調味料が前面に出ない、素材の良さでトータルの満足感を満たす、熟練の極致。 食べ進める程に、素材の凄さをビシビシと感じます。 食後感も含めたトータルの満足感が凄すぎました。 ちなみに日本酒は〆張鶴のみ。
口コミ(19)
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夕食。 最高峰の和食。 今回は初夏の回。 この季節は、ウナギやアワビ、アユが コースのメインです。 今年はアユがそこまでのようですが、 代わりにウナギがとんでもなく良いとのことで そちらが主役に。 その大きくて希少なウナギを、 誤魔化しの効かない白焼きで。 蒲焼きを飯蒸しとして頂いたり、 カブと頂いたりなど、 色んな食べ方で頂きました。 ちなみにこちらのナスの煮浸し、 とんでもなく美味しいのでぜひご体験頂きたいです。 ナス嫌いの方が食べられちゃうほどの、 むしろこれが出てくるのが楽しみに感じちゃうほどの 美味しさ。 こちら流のまかない的食べ方、 ナスを白米にのせて食べるのは最高に美味いです。 国のVIPも愛用するこちら。 機会があればぜひご体験頂きたいです。
11月に伺った際に「雄蟹のベストは1月」とのお話を聞いてその場で予約。 確かに、二度目で感動が減るどころか、正月は天候不順で蟹の値段が爆上がりでも納得の美味しさ。 その上、無理にお願いした牛タンステーキは絶品。元々ジビエの時期の鴨用の釜で焼くようですが、外側のカリカリの部分が特に美味しい。 フグの白子焼まで頂いたので料金は破格ですが、北陸まで蟹を食べに行くことを考えればむしろこちらをオススメしたいところです。
各地の良いお店で蟹を食べている方が「ここの蟹が一番」とお連れいただいた。 春の筍、夏の鰻で既にこの店が別格であることは理解できていたが、蟹はその中でもまた別格。 漁港で蟹を大量に茹でた汁を使って出汁を作りそれで蟹を茹でるのだそう。 1.5kg級のサイズを一人半身ずつ。 蟹は旨くても剥くのが面倒なのだが、そのまま食べられるようにフォローしてくれるのもありがたい。 蟹味噌に爪の身を混ぜて食べるのは忘れられないほどの絶品。 蟹尽くしではなく、他の冬の美味しい料理も堪能でき、思わず「オスの蟹は1月がベスト」の戸村さんの声に惹かれその場で1月の回も予約しました。 料金も破格ですが、新幹線に乗って蟹の名産地で食べる予算があれば虎ノ門でというのもいいかなと。
春の筍のシーズンに続き夏もお誘いいただき訪問することに。 夏の旬は暖簾にも書かれた鮎と鰻と鮑。 天然の鰻でこのサイズは見たことがないなと。 サイズだけではなく味も絶品。 客単価は都内でも有数のお店ですが、それ以上の価値を感じます。 連れていって下さった方曰く「本番は冬」だそうなので、今から蟹のシーズンを楽しみにしています。