鮨 与志乃

すしよしの

予算
~20000円
~3000円
最寄駅
東京メトロ丸ノ内線 / 中野坂上駅 徒歩6分(410m)
ジャンル
寿司 魚介・海鮮料理
定休日
毎週水曜日 毎週日曜日 祝日
03-3371-8426

中野坂上「鮨 与志乃」にようやく出かけることができた。 「京橋 与志乃」時代には、数回ほど出かけたことがある。 ご主人石塚信一氏は、名高い「与志乃 本店」出身で、「すきやばし次郎」小野二郎氏の兄弟子にあたる職人である。 お酒が好きな方で、お客さんと意気投合すると、店を閉めてから銀座を飲み歩き、最後は自分の中野坂上の家まで連れていくこともあったという。 石塚氏からこんな話を聞いた 「いやこの間ネ。朝起きたら隣に知らねえ野郎がグースカ寝てやがるン。カミさんに、おい、コイツはどこのどいつだ? て聞いたんでさ。すうってえと」 「ヤダねえお前さん、あんたが昨日の晩に、おい、コイツ今日知り合ったんだけどネ、いい奴でねえ、よし最後は俺んちで飲もうじゃねえかって、連れてきたんじゃないの」。 落語を地でいく人だった。 京橋時代、初代、息子、孫と三代で切り盛られていて、大抵は息子が切りつけ親父が握り、孫が燗をつけるなど、酒周りのことをしていた。 ある日僕がぬる燗を頼むと、しばらくして孫が持ってきて親父に渡した。 すると親父は徳利を持った瞬間に言う。 「これは熱燗じゃねえか。こちらさんはぬる燗って言ってんだからダメだろう。しょうがないねえ。こいつは俺が飲んじゃおう」。 落語である。 ある日はスミイカを見た途端に、その姿の良さに切りたくなったんだろう。 「今日は俺が切るわ」と、息子からもらう。 包丁を当てようかというその瞬間に、また口を開く。 「やっぱり、イカは滑って危ないん。お前がやりな」とイカを息子に戻したのである。 もう親父さんはいない。 息子さん(といっても僕と同い年だから60すぎ)とお孫さんが二人で切り盛りしている。 江戸前の仕事が施された握り寿司を噛み締めながら思う。 また親父さんに会いたいねえと。

マッキー牧元さんの行ったお店

鮨 与志乃の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

TEL 03-3371-8426
ジャンル
  • 寿司
  • 魚介・海鮮料理
営業時間
定休日
予算
ランチ
~3000円
ディナー
~20000円
クレジットカード
  • Amex

住所 修正依頼

住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東京メトロ丸ノ内線 / 中野坂上駅 徒歩6分(410m)
東京メトロ丸ノ内線 / 中野新橋駅 徒歩11分(850m)
都営大江戸線 / 西新宿五丁目駅 徒歩13分(1.0km)                        

                        

座席 修正依頼

席数

16席

カウンター
喫煙 不可
※健康増進法改正に伴い、喫煙情報が未更新の場合がございます。正しい情報はお店へご確認ください。
[?] 喫煙・禁煙情報について
個室

サービス・設備などの情報 修正依頼

お店のホームページ http://www.s-susiyosino.com/

03-3371-8426