兵六

ひょうろく

予算
~4000円
営業時間外
最寄駅
東京メトロ半蔵門線 / 神保町駅 徒歩3分(200m)
ジャンル
居酒屋 和食
定休日
毎週日曜日
不明

兵六@神保町! はじめて訪れてから二十年は経つが、訪れた数は十分片手で足りると思う。 だが、店の前まで行った数は相当数に上る。 あるとき、兵六の前まで行くと、中で吉田類さんが数名の仲間たちと呑んでいた事があった。 だが、満席で入店を断念したのである。 そう。兵六はそもそも大きくはない店であり、早い時間からいつも常連さんで直ぐに一杯になる。 さらに、凛とした風情があり、表で入店の順番を待つというような野暮は許されない無言の圧力があるのだった。 その絶妙な酒場の雰囲気は、鶯谷の鍵屋、神楽坂の伊勢藤に肩を並べると思っている。 創業は昭和23年。今年でちょうど70年になる。 初代は鹿児島出身で終戦まで上海の領事館で秘書として働いていた経緯がある。 そのおかげで、薩摩焼酎にさつま揚げといった鹿児島の酒と肴に、餃子や炒豆腐、炒麺といった上海仕込みの肴が混在する。 現在の三代目亭主が、ある雑誌で以下のように語っていた。 「ダレヤメと云う鹿児島の言葉があります。ダレは疲れ、ヤメは取るの意。仕事の疲れを取り、再び活力を得るには、 肩の力を抜いて無心で酒と対する時間がオトコには必要だと思います。此処はそういう場であり続けたい。」 なるほど、兵六の常連さんは近くの出版社や学校の先生が多いのかアカデミックな雰囲気を持ちながら、どこか一匹狼的な眼光を持っている。 しかし、それでいて優しい紳士が多い。 壁には林芙美子に、高村光太郎といった昭和を代表する文人たちの達筆な色紙がある。 林芙美子の色紙はあの名句であった。 「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」

Akira Sugiharaさんの行ったお店

兵六の店舗情報

店舗基本情報 修正依頼

予約・問い合わせ 不明
ジャンル
  • 居酒屋
  • 和食
営業時間
定休日
予算
ランチ
営業時間外
ディナー
~4000円
クレジットカード
不可

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                        
                東京メトロ半蔵門線 / 神保町駅 徒歩3分(200m)
東京メトロ丸ノ内線 / 淡路町駅 徒歩7分(540m)
都営新宿線 / 小川町駅 徒歩7分(540m)                        

                        

座席 修正依頼

席数

15席

カウンター
個室

不明