外神田「花ぶさ」で、池波正太郎が愛したという白玉ぜんざい付のランチをいただきました。 「花ぶさ」は、昭和39(1964)年7月創業の料理屋。 昔ながらの趣を大切にした、しっとりとした佇まいです。 池波正太郎は、散歩中に、ふと目についた此方ののれんをくぐったそうです。 それ以来、亡くなるまで縁が続き、多い時は週に1度、来店していたとのこと。 本日のランチメニューは、「カニクリームコロッケと御飯セット」1,000円(税別)、「いわしの水たきと御飯セット」1,200円(税別)、「水茄子の蟹あんかけと御飯セット」1,300円(税別)、「天ぷら盛り合わせと御飯セット」1,400円(税別)、そして「鮪のお造りと御飯セット」1,600円(税別)です。 他に、「お造り定食」「天ぷら定食」「焼物定食」各2,300円(税別)もあります。 「水茄子の蟹あんかけと御飯セット」をお願いしました。 最初に、「小鉢」と「香の物」が出されます。 「小鉢」は、切干大根の煮物で、「香の物」は3種類。 どちらも、上品で、確りとした味わいです。 「水茄子の蟹あんかけ」は、薄切りにされた水茄子がたっぷり、透明感の高いあんの中に涼しげに沈んでいます。 あんの中には、蟹と水菜。 中央には、すりおろした生姜が載っています。 瑞々しく、芳醇な味わいです。 ただの茄子ではなく、水分の多い水茄子であることの必然性が感じられます。 「本日の御飯」は、「とうきび御飯」です。 上に、茗荷が載っています。 絶妙の炊きあがりで、御飯の一粒一粒に、すばらしい旨み。 この御飯だけ食べていたくなります。 お椀は、赤だしのなめこ汁です。 濃厚な味わいとなめらかな舌触り。 以上を食べ終わったところで、「あまみを、お出ししてよろしいですか」と聞かれます。 「はい」と答えると、すべての皿が片づけられます。 そして、甘味の入った小ぶりな器が置かれ、お茶が足されます。 器の木蓋を取ると、ぜんざいに囲まれ、白玉が輝いています。 白玉は、弾力を保ちながらも柔らかく、口に含むと、するりと喉を通ります。 ぜんざいの小豆も上品な味わい。 文豪に愛されたことも、頷けます。 一階調理場を囲むカウンター席の脇に、写真が飾られています。 まさに、此方のカウンターに座る池波正太郎と、脇に控える女将が映っています。 この女将は、池波正太郎のエッセイにも登場する方で、日本中の料理屋に同行させていただいた経験が、「花ぶさ」の味ともてなしに生きているそうです。 池波正太郎が通った店
南 たすくさんの行ったお店
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YOU
東銀座駅 / 喫茶店
- ~2000円
- ~2000円
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うどん 丸香
神保町駅 / 讃岐うどん
- ~1000円
- ~1000円
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アカシア 新宿本店
新宿西口駅 / 洋食
- ~2000円
- ~2000円
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カリーライス専門店エチオピア 本店
神保町駅 / カレー
- ~1000円
- ~1000円
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神田まつや
淡路町駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~2000円
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田中そば店 秋葉原店
末広町駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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自家製麺 伊藤
赤羽駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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共栄堂
神保町駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円
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むさしや
新橋駅 / 洋食
- ~1000円
- ~1000円
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ガヴィアル
神保町駅 / カレー
- ~2000円
- ~2000円
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丸五
秋葉原駅 / とんかつ
- ~3000円
- ~3000円
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味坊
神田駅 / 中華料理
- ~1000円
- ~4000円
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ムルギー
渋谷駅 / カレー
- ~2000円
- 営業時間外
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中華そば 青葉 中野本店
中野駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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さぼうる2
神保町駅 / 喫茶店
- ~1000円
- ~1000円
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一滴八銭屋 新宿本店
新宿駅 / うどん
- ~1000円
- ~4000円
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九十九ラーメン 恵比寿本店
恵比寿駅 / ラーメン
- ~2000円
- ~2000円
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センターグリル
桜木町駅 / 洋食
- ~2000円
- ~2000円
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麺巧 潮
小川町駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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つじ田 神田御茶ノ水店
小川町駅 / つけ麺
- ~1000円
- ~1000円