
小川町の神田スクエア1Fに4/10にオープンしたばかりの『幻の五島うどんばらか』さんへ。東京初出店とのことでした。
店頭にはオープン祝いのたくさんの生花が飾られていました。都内で珍しい五島うどんのお店。近所のビジネスパーソンで賑わっていました。
五島うどんは日本三大うどんに数えられることもあり、「讃岐うどん(香川県)・稲庭うどん(秋田県)・水沢うどん(群馬県)」の3番目に「五島うどん(長崎県)」と「氷見うどん(富山県)」どちらかが入れ替わったりしています。
長崎市や佐世保市に長期間生活していた私にとって五島うどんは親しみがあります。でもあまり長崎市や佐世保市では店舗がなく、五島列島の上五島町有川を訪れた際初めて出会ったうどんでした。かなり前になりますが、ツルツルでのどごしの良い細いうどんと、あまりにも美味しいあご出汁(飛魚出汁)のスープに感動した覚えがあります。
最近では知名度も上がり、長崎空港にも出店され、他地域でもチラホラ見かけることがあります。(最近秘密のケンミンSHOWでも取り上げられていました)
五島うどんは、長崎県五島列島の「上五島町(有川地区が多い)」で製造される、椿油を練り込んだ素麺のような乾麺です。細麺ながら強いコシと滑らかな喉越しが特徴です。鉄鍋に湯がいた麺をお湯に泳がせ(丸亀製麺の釜揚げうどんのように)、生卵やあご(飛魚)だしのつけ汁に浸してで食べる「地獄炊き」が代表的な食べ方です。1,000年以上の歴史があるそうです。
お店は神田スクエアというビジネスビルの1F飲食店街にありました。なので少しランチ時間帯を外して訪問したのですが、それでもまだ入店待ちが発生していました。
店内はキッチンをぐるりと囲むカウンター席と奥にテーブル席がありました。注文は今どきのタブレットから。
メニューは長崎県のスタンダードなスタイルとは違いかなりアレンジが加えられている印象でした。シンプルな「かけ五島うどん」もありましたが、お店のイチオシは「牛すじばから五島うどん」とのこと。初めて出会う牛すじ五島うどんです。「牛すじ濃厚カレー」や「ぶっかけ」とも初対面。
驚いたのは五島うどんの代表的メニュー「地獄炊き」が、長崎県民にとって見慣れた取っ手付きの黒い鉄鍋ではなく普通の丼に入っていたことです。(写真で見ただけで食べてはおりません)
タブレットから選択したのは『牛すじばから五島うどん 1,200円』とトッピングの『ごぼうかき揚げ 200円』です。
カウンターに座った私の目の前では調理の姿が丸見えです。オープン間もないので調理の方も探り探りの作業。注意深く間違えないように丁寧に確認しながらの作業です。
私の「牛すじばから五島うどん」が運ばれてきました。わりと濃い目のスープの印象です。
五島うどん麺は喉越しよくツルツルで美味しい。さすが日本三大うどん麺です。
スープは色も味もかなり濃いめです。さっぱりとしてほんのり色づいたあご出汁の旨味が広がる、私の記憶のスープとはかなり違いました。お店によると「飛魚出汁・飛魚オイルなどの秘伝調味料」に「鰹節の一番出汁に追い飛魚出汁」のWスープだそうです。
牛すじの脂身が多かったのが残念。お玉ですくったひとすくいがたまたまなのかもしれませんが、大きめカットの脂身の塊が何個もゴロゴロ。一個目の脂身の塊は美味しく食べられましたが、二個目からはちょっと援助しました。残してごめんなさい。
そして楽しみにしていたごぼうかき揚げは揚げ置きなのか冷たくなっており硬くて食べ辛かったです。お汁に浸してもなかなかほぐれてくれませんでした。
濃い目のスープもそれなりに美味しかったのですが、上五島町有川の製麺所横のうどん屋で食べた五島うどんとは別のうどんとの印象でした。私にとってはそれが幻の五島うどんです。
時代も変わったので新しいアレンジも加えないとお客さんの心をキャッチできないのでしょうね。以前長崎県民だったので、もっともっと五島うどんの魅力を知ってもらい、東京都民に愛されるお店になって欲しいと思います!