ココ、良いお店です(*≧∀≦*)
以下、世の風潮に対する個人的な想いを、ぶちまけて(?)るので、お店や料理の情報は【お品書き】辺りから、御覧くださいm(_ _)m
初訪問のお店。
なぜココを訪れようと考えたのか。
少し説明したい。
とある会食(まぁ、RettyNightなんだけれど…)で「熟成鮪」を食べて、少し気になっていたことがある。いや、それ以前からちょっと。
この熟成鮪は、もちろん美味しかったのだけれど、気になったのは、そう言うことでなく、“熟成”というモノの効能(?)についてだ。
予てよりの“熟成肉”ブームもそうなのだが、正直ワタシには、熟成による素材の変化が、そこまで顕著には感じられない。旨いものは、熟成か否かではなく、調理技術によるところがほぼ全てという気がしてしまう。
だいたい…それを熟成と呼ぶかは別として、牛は通常“ねかす”ものだろうと思うし、鮪を含めネタにより、敢えて“ねかし”て握るのは、江戸前の基本だろう。どこからが“熟成”なのか?
とっても胡散臭い!
熟成を(熟成というだけで)喜ぶ輩は、ブームに乗るだけの味覚音痴に違いない!
と、そんな想いを抱えつつ、このお店を見つけた。
まず『熟成寿司専門店』…ココだ!
最初は“怪しい”と思った。熟成専門とは、これ如何に?…どう考えても熟成のそぐわないネタもあるだろう。これは「熟成商法」に違いない!
※集客のためにただ“熟成”と名付けてるだけの店ありますよね( `Д´)/
ただ、HPを探して読んでみると、先に書いた「江戸前の寿司には元来、ネタを寝かして旨味を増す仕事」があることや、メニューには「旬と熟成の食べ比べコース」なんてのもある。
この辺りに“本物”の匂いを感じた。
さて……お店のことを。
⬛旬と熟成の食べ比べコース(¥8000-)⬛
【お品書き】※◻️が握り。
⚪寄せ湯葉豆腐
◻️小肌(5日熟成)
◻️本鮪赤身食べ比べ
・マルタ産
・甘草産(10日熟成)
◻️すみいか
⚪ほたるいか煮
◻️平目(肝、えんがわを乗せて)
◻️平すずきの昆布〆(14日熟成)
⚪海苔茶碗蒸し
◻️〆鯖(6日熟成)
⚪炙り帆立を磯辺風に
◻️甘鯛鱗のせ(14日熟成)
⚪やりいかの煮付け
◻️牡蠣
⚪筍と蚕豆
◻️中トロ(10日熟成)
◻️煮穴子
⚪玉子
(◻️雲丹)←追加リクエスト
⚪汁「縞鯵のアラ出汁」
◻️手巻き「山牛蒡」
料理はどれも美味しく、満足だ(*≧∀≦*)
ワタシは通常寿司店だと、最初につまみで2~3杯やった後、お茶に切り替えて一気呵成に握りを喰らうスタイル(?)なのだけど、このお店のような、握りの合間につまみが入るのも、案外大丈夫だった。
で、注目の“熟成”について。
鮪赤身・平すずき・甘鯛、この辺りが分かりやすかった。そして旨かった。
熟成による旨味成分の増加を、ハッキリと感じられたし、ネットりとした食感も楽しい!
熟成で増した平すずきの旨味と、昆布の旨味って、むちゃくちゃ合うなぁ( ´∀` )b
完全に個人的な感覚だが、白身魚は熟成させた方が、魚それぞれの個性が出るなぁ…と。
まぁ、各々の好みだろう。
カウンター6席のみの、小さなお店だけれど・・・イイ食事だったな(*≧∀≦*)
あっ!
大将は、ちょっと“こわもて”で一見無愛想なのだけれど……イイ人です(^_^)v
色々と興味深いお寿司の話なんかにも、お寿司愛が感じられて(*≧∀≦*)
#熟成寿司 #熟成寿司専門店優雅