大正4(1915)年~5(1916)年ぐらいに建てられた肥料問屋だそうです。
何にしても、築100年を超える建物です。
三人の若者が、ここをリノベーションし、ゲストハウスとしました。
川越祭では、三久保町の「会所」として使われきたそうです。
リノベーション中だった2018年10月の祭でも「会所」となり、これまでと違う雰囲気だったそうです。
そして、2018年11月4日に「お披露目会」が開催されました。
前面の土間が、カフェラウンジとして開放されているとのことで、訪問してきました。
川越とはいえ、若干奥まった立地。
なのに、若い方々が、ひっきりなしにやってきます。
軒先に、本物の「ちゃぶだい」が吊るしてあります。
そこへ「Chabudai」の文字。
店舗前面の引き戸は、建築当初からの大きなガラス戸です。
当時日本では、こんな大きなガラス板を造ることができなかったそうです。
ドイツから輸入されたものとのこと。
土間の奥に、立派な電話ボックスがあります。
その電話を使って、商売をされていたそうです。
土間の脇には、これまた立派な金庫。
右から左への横書きで「東京髙﨑製金庫」と書かれています。
帳場から二階へと続く、箪笥階段が素晴らしい。
帳場の奥の部屋の天井には、大きな一枚板が張られています。
現在では、その価値は、計りしれません。
帳場に、ちゃぶ台が二つ置いてあり、ここで飲食できます。
常時、3種ほどのサンドイッチが用意してあります。
この日あったのは、右から次の通り。
○ニンジンとキーマカレー 500円
○きんぴらチキン 500円
○タンドリーチキン(本日のサンドイッチ) 600円
「タンドリーチキン」をお願いしました。
「アイスコーヒー」400円も付けていただきます。
「タンドリーチキン」には、ナスやナッツ類も入りって、楽しい食感。
ほど良いカレー味に仕上がっています。
コーヒーの豆は、同じ川越の「Black River Coffee」にオーダーしている此方のオリジナルだそうです。
浅入りの華やかな味わいです。
庭側も解放されているとのことで、回ってみました。
庭の奥にある建物には、眼鏡作家の工房兼販売所店等が入っています。
庭の中央には、燈籠と、小さな稲荷社。
建物の鬼門と裏鬼門に二つの稲荷社があるそうです。
神棚は、三つもあったそうです。