
「カフェギャラリー番匠」と「ときがわカヌー工房」の、二つの看板を持つお店。
オーナーは、カヌーに魅せられ、独学で制作を始めた方。
60歳で、ときがわ町に単身移住されました。
そして、都幾川が緩やかな流れとなっている箇所に面した、カヌーに最適な物件を見つけます。
そこに、2007年「カフェギャラリー番匠」をオープンさせました。
テレビ朝日の「人生の楽園(2017/05/27放送)」で紹介された方です。
「番匠」の壁面には、オーナーが製作した様々な椅子が展示販売されています。
それぞれに個性を持ち、木の温かみのある椅子。
座り心地の良さそうなこと。
もちろん、店内のテーブルや椅子もオーナーが作られたものです。
「ビーフシチューセット」950円。
季節限定、そして数量限定のメニューです。
サラダ、小鉢、ごはんバケットが付きます。
これを「お得なドリンクセット」1350円にすると、ミニデザートまで付いてきます。
ドリンクセットのコーヒーを先にとお願いして、奥のガラス戸を開けます。
そこには、広いテラス。
出てみると、都幾川へ向かって大きく張り出しているのが分かります。
川面から見れば、二階の高さ。
テラスの一隅に階段があり、そこを降りるとカヌー用の船着き場へ繋がっています。
カヌーに乗ることも出来るので、夏場には賑わうようです。
川面を覗き込むと、川底まで透きとおっています。
そしてサファイヤのようなブルー。
吸いこまれそうな色合いです。
お店の方から、「コーヒーの用意ができました」と声をかけていただき、再び中へ。
素晴らしい木のトレイに、コーヒーとクッキーが載っています。
コーヒーに身体が温められ、クッキーの甘みに癒されます。
満たされた思いで、一息吐いているところへ「ビーフシチューセット」登場。
コーヒーのものより大きな木のトレイに載っています。
旨みの詰まった濃厚なシチューです。
此方の野菜は、「ふれあいの里たまがわ」で仕入れる、ときがわ町産のもの。
ジャガイモも、ニンジンも、ブロッコリーも、素晴らしい甘みです。
大きなビーフを口の中に放り込むと、口の中でビーフが蕩けていくのが分かります。
実は、ごはんorバケットの選択に迷いました。
ごはんは、減農薬&堆肥で作られた、ときがわ町産のきぬひかりです。
そして、バケットは、ときがわで人気の「丘の上のパン工房ARAI」の数量限定。
「ARAI」さんについては、以前、購入しようと出かけて、臨時休業で入れなかったまま。
バケットを、お願いしました。
トーストされたバケットなのに、確かなもちもち感があります。
バターを付けても、ビーフシチューに漬しても、たまらなく美味しい。
デザートのパウンドケーキを、残しておいたコーヒーとともにいただきます。
飲食に満たされるとともに、私の心象は都幾川のサファイヤブルーに満たされていきます。
川からやってきた「まろうど」が、カヌーから降り立ち、テラスの階段を登ってきて、私の肩に手を置きます。
その瞬間、私の中に溜まっていた日常のあれこれが、洗い流されていくようでした。