こちらのタンメン類をぜひ食べてみたいという思いだけで初訪問。山を越えはるばる食べに行ったのですが、大満足。
2017年4月にオープン。地元野菜を使用した完全無化調のタンメンがウリの店。こちらのお店、Googleで検索すると6件のクチコミがありました(2017/10/1現在)。5段階評価が2.7。クチコミの概要を見ると、6人中2人が「1」の評価。
こういうのを見てしまうと、グルメでない私は、むしろ行きたくなります。この目で確かめたくなる疑い深い性分のせいかもしれません。
R299利用で、土曜日1時20分ごろ到着。国道からお店に入る道は、軽自動車でもかなりの運転技術が必要。やめた方がよいと思います。
秩父市街方面からR299でやってきて、お店の直前の交差点を右折して二又を左折、その直後にさらに砂利道に左折すると建物が左手にあります。砂利道は、民家の庭に入ってしまうのでは…と、ためらうような道。それでも進入すると、左手にラーメンの幟が見えます。
広大な空き地に車を停めました。先客は若いお兄さん1人。明るい店内。一番奥のテーブル席に座ってオーダー。
私は、9月から新メニューとして追加された「たんたんたんめん」950円。カミさんは、「塩タンメン」800円。餃子350円。
餃子は、少し大ぶりな餃子。餡もたっぷりで、食べ応えあります。皮から手作りで国産小麦100%、モチモチで定評のある坂戸市産のハナマンテンを50%使っているそうです。
私は、とっても美味しくいただきましたが、五香粉などの香辛料が使われているようで、好き嫌いが分かれそうではあります。カミさんは、この手のスパイスが苦手。2つでいいと言うので、私が3ついただきました。
塩タンメンは、野菜がたっぷり使われ、麺も思っていた以上に量があり、なかなかボリューミー。細い麺ですから、やわやわになってしまうかと心配でしたが、カミさんが8割方いただいた後の麺でも美味しくいただけました。無化調なせいか、スープが優しい。野菜の旨味がたっぷり。塩加減もいい塩梅。あっさり系。
たんたんたんめんは、担々麺とタンメンのコラボ。塩タンメンと同様のたっぷりの野菜に加えて、味つけられた挽き肉、すりゴマがたくさん使われてます。辣油も使われてますが、辛味はそれほどでもなく、ちょい辛、ピリ辛程度。塩タンメンにプラスされ、濃厚なゴマ風味が主張してくるので、塩タンメンよりもアッサリ感はありません。タンメンと担々麺の「いいとこどり」!。美味しい。
コーヒー好きな私は、食後に「水出しアイスコーヒー」400円をオーダー。なんと自家焙煎!「砂糖もミルクもないですけどいいですか?」とマスター。「全然大丈夫ですよ」と私。
たしか、コロンビア・スプレモのフルシティローストと言ってマスターが持って来られたと思います。でも、もしかしたらシティローストと言われたかもしれません。というのは、器を見て私はパニクっていたのです。水出しのアイスコーヒーを頼んだのに、ホットコーヒー?
湯気が出ていない。しかし、氷も入っていない。こりゃあどっち…?。器を見れば、文句なしにホットコーヒーだろうが。観察の結果、アイスコーヒーだと確信し一口いただきました。
スッキリさわやかなアイスコーヒー!美味い。おかわりしたくなるほど。
カミさんは、コーヒーをブラックでは飲めないのでオーダーしてませんでした。が、マスターが「よろしかったらどうぞ!自家製のコーヒー牛乳ですけど」とグラスに入れて持ってきてくださいました。
カミさん大喜び!美味しいと。一口私もいただいてみましたが、香りこそ控えめですが、コーヒー感のある、ほんのり甘いアイスカフェオレ。感激!
メニューを見ても、コーヒー牛乳なんてありません。野菜カレー500円をやってることを発見。水出しコーヒーとのセットで700円。市販のルーは使わず、これまた無化調の手作り。機会があれば、カレーも味わってみたい。
先客も帰られ、店内は私たちだけ。いろいろマスターにお聞きしました。
私の想像通り、テーブルも椅子も手作り。内装の壁だけは業者。店内に置かれた自転車はマスターのもの。サイクリストはあまり来ない。山を越えないとですからね。…帰りも。店の場所がわかりにくいところにあるので、近くまで来ているのに帰られてしまうお客さんも少なくないとか。
畑を借りたので、ゆくゆくは野菜も自家製のものを使いたいと、10月の平日営業は昼2時まで。
冒頭のような評価をされた上、好立地とは好対照。商売的にはかなり苦労されてるかもしれませんが、明るく未来を語るマスターの姿に元気づけられました。
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