更新日:2017年01月16日
おいしくて安全にこだわった料理をゆったりとした気分で楽しめる定食屋
所沢の「むい食堂」は、住宅街にあるごく普通の住居です。 営業は、日・月・火曜日のランチタイム(11:00~14:00)のみ。 店主ご夫婦の「終の棲家」として造り始めた家の二階を、途中から予定変更してお店にしてしまったそうです。 2014年11月のオープンです。 同じ埼玉の都幾川から切り出された立派な杉が、柱、梁、屋根裏に使われています。 大工さんの接ぎの技術が素晴らしく、上を見上げているだけで、飽きることがありません。 漆喰の壁。 洋室と和室。 和室には、琉球畳。 冬だというのに、差し込む日差しの何と暖かなことか。 「終の棲家」というだけあって、バリアフリーになっています。 エレベーターが設置され、トイレは車椅子で入れます。 店主は、30年間以上に渡って、有機、無農薬、無添加の食材にこだわる生活を続けて来られた方。 小川町にある河村農園の有機野菜など、届いた食材を見て、店主がその日のメニューを考えます。 そのランチ1種のみを、1,000円で提供しています。 デザート、ドリンク付きです。 最初に出されるほうじ茶も、有機栽培だそうで、良い味わい。 急須が付いてくるのが嬉しいところ。 私が訪問した日のメニューは、以下の通り。 「ねぎ入り玉子焼」は、確りとした味わい。 「人参の韓国風」は、ピリ辛。 「ポテトの和サラダ」にはヨーグルトを使われているそうで、上に載ったタラコが良いアクセントになっています。 「昆布と小女子」、「大根の寒漬」なども添えられます。 「味噌汁」に入った大根が美味しい。 特に素晴らしいのが「豆おこわ」。 山形県高畠町の天日干し有機栽培米を使っています。 あまりの美味しさにお代わりしたいと思ったら、先に小さな御櫃が出てきました。 食後のデザートとドリンクの前に、小皿でパンが出てきました。 ホシノ天然酵母を使い、甘栗を入れて焼いたもの。 噛むほどに、味わいがあります。 デザートは、カステラ。 ドリンクは、コーヒー、紅茶、ハーブティー、抹茶(店主に余裕がある日のみ)から選びます。 ハーブティーを選択したところ、レモングラスとカモミールが入り、爽やかな味わいでした。 無為自然。 お店とランチに、店主が、これまでの人生で得られたものが、結実しているように感じられました。
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