世界でも那須でしか飲めない紅茶がある!? 紅茶に関する衝撃の事実12個+α

2016/12/08

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こんにちは、Retty編集部の坂口です。

みなさんは紅茶、好きですか?

僕は食後に「コーヒーと紅茶、どちらになさいますか?」と聞かれたら、紅茶を選ぶタイプです。

そんな中、栃木県の那須に「紅茶の概念が変わる」と言われている紅茶専門店があると聞きつけました。

那須と聞いて「遠いな……」と正直ちょっと躊躇しましたが、「那須は温泉あるから、帰りに温泉入って来て良いよ」と言われたので、大喜びで取材へ向かいました。

というわけで、車で3時間かけて那須に来ました。

ココがそのお店「英国伝統紅茶館 アンティーズ」です。イギリスの国旗まで飾ってあります。イギリス愛が強いですね。

お店の入口には……

「世界で唯一 雑味のない紅茶」
「思い込んでいた紅茶の概念が変わります!」

という張り紙が。

自らハードルを上げてくるあたりに、凄みを感じます。


この方が店主の室井さんです。

名刺を頂いたら、なんか「内閣府認証」「理事長」と書いてあって、ちょっとビビりました。

“坂口"

本日はよろしくお願いします。

“室井さん"

お願いします。

“坂口"

早速ですが、概念が変わると言われている紅茶を飲ませて頂けると!

“室井さん"

わかりました。少々お待ち下さい。


さっそく運ばれてきました。紅茶のポットに、布の袋が被さっています。

“室井さん"

じゃあ、今から8分蒸らすからね。

“坂口"

え、8分!?普通2、3分くらいですよね。それ、めっちゃ苦くなりません?

“室井さん"

あー、それは本物を知らないんだね。本物の茶葉は8分蒸らさなきゃいけないの。

“坂口"

し、しらなかった……でも味どうなるんだろう……。


そして8分が経過しました。

“室井さん"

じゃあカップにミルク入れるよ。

“坂口"

あれ、特にストレートかレモンかミルクか、とか聞かれてない……。ミルクティー1択なんですか?

“室井さん"

あったりまえだよ〜。ミルクティー以外は紅茶じゃないからね、イギリスじゃ。

“坂口"

え、そうなの?

“室井さん"

イギリスではそもそも「ミルクティー」って言わないから。「ティー」って言えば、ミルクティーのことになるんだよ。

“坂口"

えええっ!?

衝撃が続きますが、気を取り直して、紅茶を頂きます。

“坂口"

え、メッチャウマイ。なにこれ。

“室井さん"

美味しいでしょ?

“坂口"

お湯に茶葉を入れて8分も経ったのに、まったく苦くない。砂糖も入れてないのに。

“室井さん"

そうだよ。しかもこれ、茶葉を1日入れっぱなしでも味変わらないからね。

“坂口"

マジ?

1日は待てなかったですが、実際に1杯目を飲んで10分ほど過ぎた頃に、茶葉を入れっぱなしのポットに入った紅茶をもう1杯頂きましたが

我ながら良い顔するなと思うほど美味しい。全く苦くない。温度も熱すぎないので、本当に飲みやすかった。

苦いのが紅茶だと思ってた……マジで紅茶の概念、変わるわ。

この紅茶はどうやってできているの?

“坂口"

最初から衝撃がすごいんですけど、この紅茶ってどうやって作ってるんですか?

“室井さん"

まず茶葉が重要で、この茶葉は僕が直接スリランカまで買い付けに行ってるんだよ。

“坂口"

紅茶の国スリランカまで直接!?こだわり方が凄い……。

“室井さん"

8分以上蒸らしても、全然苦くならなかったでしょ?あれが本物の茶葉である証拠なんだよね。本物の茶葉は、苦味がなくて、旨味しか入ってないんだよ。

“坂口"

そ、そうなんだ……。

“室井さん"

で、それが8分で全部出るから、8分以上お湯の中に茶葉を入れても、苦くならないんだよね。

“坂口"

ちなみに紅茶を少し勉強してきたんですけど、茶葉って有名な産地があるんですよね?インドだと「ダージリン」や「アッサム」、スリランカだと「ウバ」とか。

“室井さん"

あー、あるね。

“坂口"

それでいうと、この茶葉はどこが産地なんですか?

“室井さん"

どこでも無いよ。僕が自分で見つけた場所だから。

“坂口"

新しい産地を開拓してる……。


スリランカで撮影された、茶摘みをしている風景の写真が飾られていました。

“室井さん"

でも最近、その場所も外資系の会社が目をつけて、茶葉を全部刈り取っちゃったんだよね。だから茶葉を確保するのに必死だよ。

“坂口"

室井さん、なんか外資系の会社と戦ってる

“坂口"

ちなみにお茶の入れ方は工夫とかあるんですか?

“室井さん"

まず水は軟水を使うこと。カップには最初にミルクをいれること。この2つが大事。硬水を使ったり、ミルクをお茶の後に入れてかき混ぜると、風味などが変わってしまうんだよ。

“坂口"

それは僕が読んだ紅茶の本にも、そう書かれてました。

“室井さん"

ちなみにイギリスのティーカップは、先にミルクを入れて、後から紅茶を入れると、勝手によく混ざる構造になってるんだよ。コーヒーカップはそうなってないんだ。

“坂口"

え、ティーカップとコーヒーカップって構造が違うの?


確かに構造が違いますね……(右がコーヒーカップ、左がイギリスのティーカップ)

なんで那須でお店をやっているの?


情報量が多くて、とまどってます。

“坂口"

そもそも、なんで那須でこのお店をやり始めたんですか?

“室井さん"

イギリスの伝統的な紅茶を、日本の田舎で広めたかったんだよね。昔、僕はサラリーマンをやってたんだけど、イギリスに出張行く機会があったの。その時に飲んだ紅茶が本当に美味しくて、「作り方を教えてください」って聞いたんだ。

“坂口"

昔から紅茶に関わってたわけじゃないんですね。

“室井さん"

そうしたらエドワード・ブラマーさんという方を紹介されて。その人が、昔ながらの伝統的な紅茶の作り方を世に広める活動をしていたんだよね。


紅茶の伝統的な製法が載っている本

“坂口"

なるほど。

“室井さん"

そうしたらブラマーさんが「日本人にもう一人、私の作り方に興味がある人がいる」って言われて、その日本人を紹介してもらったんだ。

“坂口"

イギリス人に日本人を紹介してもらったんですね。

“室井さん"

で、その人が東京で紅茶を広める活動するって言うから、僕は田舎でやろうと思ったんだよね。で、会社を辞めたわけ。

“坂口"

紅茶のために会社辞めたんだ。

“室井さん"

僕、元々栃木出身だから、栃木で物件を探してたんだよね。で、この場所にしたというわけ。

“坂口"

なんで那須にしたんですか?

“室井さん"

御用邸※と同じエリア・同じ標高に住みたかったんだよね。
※御用邸とは、天皇や皇族の別荘を指します。

“坂口"

それはまたなんで?

“室井さん"

御用邸は、人間が1番住みやすい所に作るからだよ。

“坂口"

そ、そうなの?

“坂口"

でも、那須って冬は雪がメッチャ降りますよね?逆に住みにくいんじゃないですか?

“室井さん"

いいんだよ。僕、スキーするから。

“坂口"

こだわりが強いのか無いのか、わからなくなってきた。

“坂口"

ちなみに、東京で紅茶を広めているというその方は、今もお店などやられてるんですか?

“室井さん"

実は亡くなってしまったんだよね……。その方が「伝統紅茶文化協会」という、私も所属する団体を立ち上げたんですよ。イギリスの伝統的な製法を日本に伝える活動をしていたんだけど、イギリスでその製法を受け継いでいたエドワード・ブラマーさんも、2年前に亡くなってしまったの。だから、今イギリスの伝統的な紅茶を飲めるのは、世界でもこのお店だけなんだよね。

“室井さん"

そう言えばこのお店に、なんだかんだあって、数千万円する茶器があるよ。

“坂口"

え、ちょ、ふぁっ!?

“坂口"

突然の衝撃に、出したことない声が出た……。「なんだかんだ」が気になりますが、そんな茶器があることって記事に書いて良いんですか?怪しい組織に狙われません?

“室井さん"

いいよ、別に。絶対わからない所に置いてあるから。

“坂口"

ルパン三世なら、完全に盗まれるパターンや。

このあとも予定の取材時間を2時間近くオーバーして、いろんなお話を伺いました。

ただ、聞いた内容を記事に書いたら、何者かに僕の存在を消される予感がしたので、今回は省略しました。そういう話が聞きたい人はぜひ直接聞きに行ってみてください。

「アンティーズ」は内観もがロッジのような作りになっていて、テーブル同士も離れているので、ゆったりとした時間が流れています。

イギリスでよく言われている話として「パーティーの主役は”会話”」というものがあるそうです。なので、「お客様の会話を妨げてはいけないから、お客様が席を立つまでは食器類は下げない」という素敵なポリシーをお持ちでした。

何から何までこだわりづくしのお店です。紅茶好きでなくても、ぜひ1度立ち寄ってみてください。

【お店情報】
店名:英国伝統紅茶館 アンティーズ
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火曜日
住所:栃木県那須郡那須町湯本667-43
電話番号:0287-76-2227

アンティーズ 栃木(那須) カフェ

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