盛岡グランドホテル内にある所謂、盛岡に於けるグランメゾン『グランヴヌール』さん。以前は年に1〜2度の頻度で寄せて戴いておりましたが二年ぶり久しぶりの再訪。料理は鯛と鮑のマリネのサラダと生海胆と一寸豆のゼリー寄せの前菜から。皿の端に添えられた生海胆のゼリー寄せはそこそこ美味しかったもののマリネに使われていた真鯛はフレッシュ感と食味にやや難あり。東北で水揚げされる鯛はやはり黒鯛以外はダメ。神経〆にされた真鯛であれば未だしも野〆にされた真鯛をマリネとして使うのは適さないと改めて痛感させられた次第。次に供された玉蜀黍の冷製スープは下にほうれん草のムースが仕込まれた二層式、玉蜀黍のコクと甘みとほうれん草の青味が口の中で渾然一体となり奥深い味わいが楽しめる美味しいものでした。次の皿は帆立貝柱とズワイガニのすり身で作られた円柱型の蒸しモノの下にはグリーンアスパラ、南京で作られたニョッキに海老が使われた一品でしたが海老が異常なほど塩っ辛かった。味のメリハリをつける為に意図的にそうされていたのかもしれませんが理解に苦しむ塩加減でした。ミントのソルベで口直しをした後に本日のメイン料理の皿、黒毛和牛の炭火焼に付け合わせの野菜が添えられたメインの皿ですが肉自体は美味しいものの一切れのポーションが薄めであり美味しいと感じる厚みや大きさではなかったし量的にも薄切り二切れというのも視覚的にも物足りず、せめて三切れは欲しいもの。バケットは三種類供されましたが温かさ以外には特筆すべきは無し。食後のデザートはマンゴーとマンゴーゼリーを使ったものでこれは美味しかった。珈琲はエスプレッソや紅茶の選択肢があっても良いように思う次第。ホテルの営業権が譲渡されてからレストランで使われる素材のクオリティは残念ながら下がっているように感じられスタッフの接客もアルバイトもしくは新人くんの登用で如実に低下しているようにも感じました。これも時代の流れでしょうか。料理の味や質が落ち夜景と雰囲気が唯一の御馳走のカジュアルな店に傾斜されていることは1ファンとして遺憾です。⭐×3.3
Loro Pianaさんの行ったお店
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みなと食堂
陸奥湊駅 / 季節料理
- ~2000円
- 営業時間外
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銀座うち山
銀座一丁目駅 / 懐石料理
- ~6000円
- ~20000円
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れんこんや
三条駅 / 居酒屋
- 営業時間外
- ~3000円
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とち
盛岡駅 / 焼肉
- ~2000円
- ~5000円
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焼肉せがわ
上盛岡駅 / 焼肉
- ~8000円
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小判寿司
中豊駅 / 寿司
- ~6000円
- ~8000円
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シェムラ ブル・リス
上盛岡駅 / フランス料理
- ~5000円
- ~10000円
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うなぎ善
上盛岡駅 / うなぎ
- ~3000円
- ~5000円
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千松しま
本塩釜駅 / 日本料理
- ~15000円
- ~15000円
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千陽
本八戸駅 / 日本料理
- ~15000円
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新福菜館 本店
京都駅 / ラーメン
- ~1000円
- ~1000円
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よもだそば銀座店
銀座駅 / そば(蕎麦)
- ~1000円
- ~1000円
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折原商店
門前仲町駅 / 立ち飲み
- ~2000円
- ~2000円
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和知
赤坂駅 / 割烹・小料理屋
- ~2000円
- ~8000円
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又こい家 総本店
築地駅 / 海鮮丼
- ~2000円
- ~2000円
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ぎんざ 一二岐
新富町駅 / 懐石料理
- ~5000円
- ~15000円
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祇園餃子処 泉門天 京都祇園本店
祇園四条駅 / 餃子
- ~1000円
- ~2000円
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直利庵
仙北町駅 / そば(蕎麦)
- ~2000円
- ~2000円
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赤坂 ひかわ
赤坂駅 / 懐石料理
- ~2000円
- ~15000円
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和食 こんどう
四谷三丁目駅 / 割烹・小料理屋
- 営業時間外
- ~15000円