
【北海道一と言われる登別温泉の名旅館に初逗留です】
『北海道の休日シリーズ』も第4弾!
富良野から札幌経由で高速道路を使い訪れました
登別温泉は2年振り、前回の宿泊は全室スイートルームで有名な「望楼NOGUCHI登別」でしたが、今回はやはり北海道を代表し大正6年から続く老舗高級旅館「滝乃家」さんへ
ともかく私はこのために北海道へ再訪に来たといっても良いくらいです
2008年にリニューアルしてからも部屋数が少ないせいか、中々週末は予約が取れない老舗の宿で有名ですが、今回ラッキーな事に一番豪華な庭園露天風呂付の和風スイートルーム92平米-DWタイプ「音羽」にお世話になりました
生憎小雨交じりの少し肌寒いお天気でしたがスムーズにチェックイン
客室「音羽」は、2Fの一番奥に12畳と6畳の和室二部屋にソファーチェアーがお庭を望むリビングの付いた和風スイートルーム
お庭の先は登別の森が眼の前に広がります
お庭に向かって右手奥はパウダールーム、お庭に面して独立したシャワールームのその奥に源泉掛け流しの白濁の湯を湛える2-3人でも十分な露天風呂があります
反対側の左手にはTVや冷蔵庫が配備された客室ダイニングルーム(配膳専用の入り口まである)が用意されています
館内の温泉は、地下(といっても1Fみたいなものですが)の白く濁った硫黄泉と鉄泉の内湯に白濁の地獄谷から沸く硫黄泉の大露天風呂、また最上階の天空露天風呂は鉄泉(男湯)全て源泉掛け流しです
露天風呂は、小さな滝や姫マスが泳ぐ池と登別の緑に囲まれ、硫黄の香りを感じながらの入浴はどれも心が安まり、またお部屋の露天も緑と庭に囲まれて大変寛ぎます
(今までいろいろ訪れた各地の部屋付き露天風呂の中ではこちらがBEST of bestでしょう!)
食事は緑の森と苔むしたお庭を望む客室の専用ダイニングルームで頂きます
◆山ブドウの食前酒
◆先付 冬瓜の含め煮 千草あんかけ
◆前菜・八寸 トマト土佐煮、ササギ胡麻和え、蓬麩田楽、北海縞海老の塩煮、南瓜クリーム寄席、ゆかり揚げでしたが残念ですが特に印象はありません
◆吸物 玉子豆腐、白玉餅、エリンギ、短冊人参などが入ったお吸い物 出汁が良く出て美味
◆向附 函館産鮑、天然本マグロ、室蘭の平目 鯛 紫雲丹 珍しいホイップした醤油が付いてこれに本山葵を乗せて刺身につけると少々変わった味で良いです
◆強肴は 和牛の煮込み OR 毛蟹の半身をチョイスですが登別で採れた毛蟹をいただきました やはりカニはどうしても寡黙になって毛蟹へ集中です
◆焼肴 きんき(吉次)の焼き物 はじかみ これは時鮭から変更になったメニューでしたが変更になって大正解!!
脂の乗ったきんきの腹身は皮まで香ばしく最高でした!
◆煮物 茄子の味噌煮、帆立、椎茸、小松菜
◆酢の物 カニの錦糸巻き、蕪甘酢漬け、蛇腹胡瓜
◆ご飯 豆ご飯 味噌汁 香の物
◆デザート 道産のフレッシュメロン入りクリームソーダ
◆飲み物 ビールはサッポロクラシック お酒は大雪の純米吟醸酒
ディナー全般の評価としては前身が料理旅館としても著名なお宿ですし、料金もかなりの金額ですので大変期待していましたが、「感動」するまでには至らず
お味は良かったのですが「優良」まではいかず「良」ということでしょうか
高級旅館で売っているのですからもう少し食材の質や煮物や酢の物、前菜や食事に工夫と技量アップを求めたいところです
懐石担当の板前さんとフレンチシェフの二人体制との事ですが、フレンチシェフはどうしたのという感じでした
但し、サービスに関しては、親しみのある仲居さんでとても良かったです
望楼NOGUCHI登別との優劣では「モダン度や設備面」では望楼さんが優
「食事」お味面で滝乃家さんが少し優
「お風呂と温泉」では滝乃家さんが優
というところでしょうか
ですが全体的には安いお部屋ならともかく、価格的には高額な滝乃家さんにはもう少し頑張ってもらわないといけません!
来年からJR東日本がスタートさせる 『TRAIN SUITE 四季島』の指定旅館にもなっているわけですので数ある関東の名旅館の水準位にはレベルをもっと上げて欲しいと思います
#登別温泉の最高級宿 #最高の温泉 #素晴らしいお部屋