ミシュランで二つ星を獲得している人気店。 タイミングが合わず(というか予約が取れなかった)今まで行けなかった。 店主の田村光明氏は、アルバイトで町場の寿司店に入り、大学を中退して鮨の道へ。用賀(瀬田)の「寿司久」で本格修業を6年経験。2003年、32歳で地元・札幌に独立出店。2007年に改装、今のお任せ一本スタイルになった。そんな経歴なので江戸前なのだが、研究熱心で「もっとおいしく食べるには?」を考えて、どんどん変えていってる様子。熟成も取り入れている。 風格のある店主だがまだ40歳代。緊張感の漂う店内。カウンター8席。 写真は撮影音がしないならOK。 「鮨菜」は開店当初、つまみ多めで〆に握り、というスタイルでやっており、そういう意味合いで付けたとのこと。「和喜智」は「キンキ」の北海道名「喜知次(キチジ)」から。 酢飯は赤酢を使い、酸味強めでインパクトがある。砂糖も使っており、その緩急と塩梅がいい。口の中で解れる固さ、適度な温度も好み。 生姜は握りの始めに出て「これから握りになりますよ」という合図の店が多いが、こちらは握りの途中に忘れていたかのように出てくる。聞くと「味変え用にきつめにしているのであえて途中で出しています」とのこと。こういうこだわり、大好き。 写真以外に手渡しのものが ホタテの磯辺焼き(でかくてうまい) 毛蟹(雲丹と毛蟹をあえたものを握ったものでこれは絶品、スペシャリテ) カワハギ手巻き がある。 どれもおいしくて満足だが、印象に残っているのは、 ホッケ 他の人が出ているのに私の分がかなり遅れて出てきた。焼き方を失敗したのだろうか?そんな心配を吹き飛ばすおいしさと火入れ具合。 ホッキ貝でこんなに驚いたのは初めてかも。すごい。 ボタン海老の大きさと口内に張り付くほどのねっとり感、そして甘さが素晴らしい。 のどぐろの包丁入れと火入れがお見事。 そして一番は毛蟹。大葉を掌にのせ、その上に事前に雲丹と和えた毛蟹をのせ、わさび、酢飯でもう一握り。提供時には大葉を外してあり、風味付けで使っている。 こういうきめ細かさが随所にあり、「おいしい」の上を行ってくれるのである。アクセントになる薬味、タレ、包丁の入れ方、焼き方、煮方、恐れ入った。 「札幌に来て江戸前だと感動が少ない。札幌に来た甲斐がない。」なんていう固定観念ができつつあったが、それをぶち壊してくれた。うまいものは飛行機に乗ってでも食べに行きたくなる。そう変わらせてくれた一軒。 最後に唯一の問題点。 18時と20時の2回転制なのだが、提供が2時間ちょうど。なので入れ替え時は次の人が店内の後ろで待っている状態。最後の一品、二品を落ち着いて食べられない。2回転目を20時15分にすれば解決しそうだが・・・。
大崎 裕史さんの行ったお店
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博多一双
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らーめん はやし
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人類みな麺類
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東京駅 斑鳩
東京駅 / ラーメン
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ラーメン人生JET
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麺や 七彩
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SORANOIRO 本店
麹町駅 / ラーメン
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カラシビ味噌らー麺 鬼金棒 神田本店
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手打十段 うどんバカ一代
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鶏ポタ ラーメン THANK
大門駅 / ラーメン
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